カテゴリ:薬膳
先月ちょっと手の中手骨、ぽきっとしちゃいました
少し高さのあるところから転倒し手が腫れてしまいました。最初は打撲かな・・・と思ったのですがなんだか身体が寒い。 私、寒さには強いんですけど今年の11月そんなに寒くないのにおかしい・・・思っていたら骨折でした。 まさに芯が冷えるって感じです。 骨寒を思いだしてしまいましたよ~。 黄帝曰❝人有身寒、湯火不能熱、厚衣不能温・・・腎者水也。而生於骨。腎不生、則髄不能満。” 黄帝内経の素問って言う東洋医学ではとっても大切な本の中の一文。 からだがとっても冷えちゃって熱いお湯や火でも暖まらないし~、厚着しても温かくならないのどんな病なの~?って黄帝の問いに岐白が答えるシーン。 東洋医学だと腎は骨と関係があって、骨を作っているのは腎なんです。腎がしっかりしていないと骨髄もしっかりしないから外からの冷えが骨にまで入っちゃうっていう説明です。 まぁ話の内容はさておき・・・とにかくそんな時役に立ったのがじゃ~ん です。 漢字で書くと蓽撥です。 随分前に某カルディで見つけました。 コショウの仲間でロングペッパーともいいます。 性味は辛熱 胃・大腸に帰経します。 温中散寒・行気止痛の働きがあります。 中焦(からだの真ん中あたりで主に胃腸)を温めて気をめぐらせて痛みを止めるって言う意味です。 効用は脘腹冷痛、嘔吐、泄瀉、頭痛、歯痛、鼻炎、冠心病心絞痛。 手足の陽明経に入る 肝腎に入る。 お腹が冷えて痛いときや、冷えによる嘔吐や下痢、頭痛や歯痛、鼻炎や胸の痛みなどにいいってことですね。 手足の陽明の経絡は歯や鼻のそばを通るので、陽明に入るということは陽明経のルートに関係する症状にも効果あるよ~ってことになります。 でも私の感覚と少し違います。 あれ~お腹が冷えるって言うより身体の芯が冷えるって感じ、骨が冷えてる感じなんだけどな~って思い、もう少し調べてみると中薬大辞典の中にこんな一文を見つけました 天宝本草:蓽撥 辛温 壮骨精、跌打損傷手疼、腹内疱抉(土へん)腰背痛、通関利竅効如神 おう、骨精を強くして打撲して痛めた手にもいいってあります そうそうこんな感じ。 ソテーしたさつまいもや野菜と一緒にいためたビーフンなんかにちょこっとかけていただきました。普段の焼きそばやうどんも、ちょっとエスニックなお味に変身です わたしのゾクゾクも治まりましたよ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年12月12日 22時00分06秒
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