2006/09/25(月)23:42
院内にて
妹の入院関係でもう一話
前回のお見舞いから4日後の21日、早番勤務を終えて病院へ向いました。少々残業した為19時半前に到着。面会は20時までなので、ちょっと急ぎます。(さすがに今回は間違えませんでした・笑)
ところが、12階11号室のカーテンをそっと開けると、あれ~?ぜんぜん知らないお婆様がお休み中。
広いナースステーション奥に、一名だけ白衣を羽織った40代後半と見られる女性を見つけて
『すみません、先日まで11号室でお世話になっていた○○○○のお見舞いに来たのですが、お部屋変わっちゃったみたいで・・・』
女性は無表情にPCを覗き込み、妹の病室を探し始めて下さいました。 でも中々見付らない。
そこへピンクの制服を着た看護婦さんが現れて
『先生すみませんでした!私が探します!』
と代わってくれたのはありがたいんですが、再度待たされたあげく
『○○さん、退院されてますよ~』
はぁ?
『いつでしょうか?』
『19日です。』
うっそ~~・・・・・!!!
納得行かない顔でお礼を言って、エレベーターホールへ。ナースステーションから、くすくす笑う声が聞こえました。
異様に遅いエレベーターを待ちながら、やっぱり首を傾げる。父も昨日(20日)お見舞いしているはず。今日の昼も、お土産は何が良いかについて私と妹は5度ほどメイルをやり取りをしています。
すでに妹は、名古屋市内のマンションで自宅療養してるって事?もしくは、もっと深刻な病気が見付って病院を変った?
それを私だけ知らなかったって?あれだけ父や妹と話していて?
あ・り・え・ん・な~~。。。
そこへ、看護婦さんではなく(化粧っけも愛想も無い)女医さんがバタバタ走って来たと思ったら
『○○さん、11階にいるかもしれないです!!』
その剣幕に、返事ができない。
『こっちに階段がありますから!』
“まってまって、かもってどういう意味よ?”
なんて言わせる隙は与えず、女医さんは階段を下りるMeiの背中に
『あとは11階で聞いて下さい!!』
と言う事で、今回も何とか面会できました♪
不思議なんですけど、Meiは友人知人を訪ねてホテルなんかに電話すると、良く『いません』 と言われてしまいます。規模が違うと言え、私のホテルのPCシステムでは起こりえない事。特に病院なんて、危篤の方への面会とか、間違いがあってはいけないんとちゃうん?
それにしても女医さん、なかなかやるな~。ビジネスホテルで働いていると、ああいった有無を言わせぬ対応が必要な時もあるので・・・(笑)。
すっかり回復した妹は、舌も絶好調
完全介護が必要な患者さん用の12階に比べると、11階は症状の軽い患者さんの集まりみたい。同室向かいのお婆ちゃまを指して
『体元気なくせに、むちゃ性格が悪いんだわね~。。。お見舞いが来てくれても悪口ばっかり。毎日お医者さんから “退院できますよ” って言われてるのに居座っといて、同室の患者(妹達)がうるさいとかカーテン閉めるから暗いとか、あんたの声が一番デカいっちゅーの。毎朝5時から1時間ビニール袋を畳み続けるし・・・はよ帰れって』
ほ、本人に聞こえるよ~
『超耳悪いから平気。でも』
今度は隣のベッド側を指差し小声で
『こっちのお婆ちゃんは良い人なのね・・・ 旦那さんも亡くなって身寄りが無いみたいで、延命治療はやめて欲しいって言ってる。親戚を呼んで、お医者さんに立ち会ってもらって、銀行預金とか家の処分の仕方を話あってて~、聞いてて切なくなるよ・・・・』
短期間の入院で、何かと非日常も経験した様子です。
明日の採血結果によって退院が決まるそう。一分一秒でも早く退院したくて
『服も荷物もまとめて、帰る準備万端。30秒で脱出可能』
!
『週末はリハビリ兼ねて家で過して、月曜から出社できれば一番良いでしょう?って言うか有給が切れるんやん。死ぬほど退屈だしご飯は不味いし(向かいのババアはうるさいし)、土下座してでも帰してもらう』
!!
翌日、望み通り彼女は退院しました。
まだ、体外からレーザーを照射して腎臓の石を砕く治療が残っていますが、これは一ヶ月ほど経って落ち着いてから行うそう。本日(25日)から元気に?仕事に通っています♪
Mei