名作落語大全集
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【粗筋】 店の生簀にやって来た鯛、網ですくわれそうになったが、見事に身をひねって飛び出し、助かった。これを見ていたのがこの生簀の主と言われる年寄りの鯉、生き抜く方法を伝授する。客が見ていたら腹を上にしてダラーッとする。客がこれは駄目だと思う。店の者だけなら元気に泳ぐ。生きがいいから後にしようと思う。 「結局すくわれてしまったら、もうまな板の上の鯛じゃ」「それ鯉でっしゃろ」 「もうじたばたせずにされるままにするんや。バタバタしてはみっともない」 ところが、その時に網が入って若いのがすくわれそうになると、主が体当たりして逃がし、自分がすくわれてしまった。 生き作りになって出されるが、ピクリともしない。 「これ、古いんと違うか」 「すんません、じゃあ、もう一匹すくますわ」 「あ、ええわ……途端にこの鯛ピクピク動き出しよった」 【成立】 桂文枝(6)の創作落語。第76作目、1990年6月の作品。
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越智 健
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