|
テーマ:落語について(2931)
カテゴリ:落語
【粗筋】 長屋で講を組んで、大家を先達に富士詣りをすることになった。 「六根清浄、お山は晴天」と唱えながら登って、五合目で休憩を取っていると、雲行きが怪しくなってくる。先達の説明では、 「お山に登る前に水垢離を取らなかったもの、五戒を破った者がいて、神の怒りにふれているのに違いない」 という。悪事を懺悔すれば許されると聞いて、まず八っぁんが、湯に行って汚い下駄と新しい下駄を履き替えて来たついでに、番台の銭を猫糞したと「偸盗戒」を告白する。 それぞれが告白するが、熊さんは最も悪い「邪淫戒」だと言う。 湯から出たら、知り合いのかみさんが女湯から出て来た。家が同じ方向なので一緒に替えるが、女が上がってお茶でも飲んで行けと言う。旦那は用事で遅くなるし、女中が田舎に帰っているので誰もいないと聞いて、それならと上がり込む。女中がいないから、洗濯物、洗い物が溜まっている。熊さん気を利かせて炊事洗濯、座敷から厠まで全部綺麗に掃除する。 お茶を入れてくれたので、飲んでいると、かみさんも側に座っているから、これはチャンスだとかみさんの膝をつねる。「あら、なにするのさ」とつねりっこになって……」 「この野郎……いったいどこのかみさんだ」 「すまねえ、先達っあんののだ」 見ると辰っぁんがうずくまっている。気持ち悪くなったと言うので、 「ああ、お前は初めてのお山で酔ったんだ」 「山で酔いますかねえ」 「酔うとも、ちょうど五合目だ」 【成立】 昔は良く聞いたが、最近は耳にしなくなったように感じる。若い頃の橘ノ円がよかった。その後は「先達っぁんのだ」で切るのしか聞いてない。『五合目』『富士詣で』とも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026.05.15 05:27:34
コメント(0) | コメントを書く
[落語] カテゴリの最新記事
|
|