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名作落語大全集

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2026.06.09
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カテゴリ:落語

【粗筋】

 夏の盛りに冬景色を見たいという旦那の趣向で、丹前の重ね着に火鉢を抱え、砂糖を降らせて雪見を始める。厚着でお燗番にされた幇間、もう暑くてたまらず逃げ出そうとした。これに気付いた料理番が水をかけたため、座敷はすっかり白けてしまう。「何で水をかけたんや」「お燗(寒)の番で油汗をこぼしましたさかい」

【成立】

 上方噺。『醒睡笑』巻之一「鈍副子」19は、「月が師走で、わが身が畳で、この水が油ならよいのだろうか」と言う。「師走油は火にたたる」という言葉があり、体に油が付くと水を掛けた。この俗信を油汗にかけたので、「師走油」だから、料理番のやったのは冬の趣向だということになる……分からないので、「ああ、しわすなや(せわしなや=忙しい)」という落ちもあったという。こちらもピンと来ないので、桂米朝は、背中に懐炉を次々入れられた幇間が、たまらず着物を脱ぎ捨て、庭の井戸で水を頭からかぶる。「何をやっとる」「へえ、寒行の真似をしとります」と落としていた。
 遊びに出たのが夏の盛り、道中の日だという。太夫道中なのだろうか。吉原などの花魁道中は、置屋から揚屋に移動する時の道中である。「道中の日」だと言うのだから、年中行事のはず。太夫の顔見世興行のようなことをやっていたのだろうか。関西の資料がないので。よく分からない。






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Last updated  2026.06.09 05:19:08
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越智 健

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Comments

落語愛好者@ Re:落語「は」の88:浜野矩随(はまのまさのり)(02/08) 読みが違っておりますよ。 浜野矩随は「は…
ヌ−ベルハンバ―グ@ Re:落語「ね」の14:猫忠(ねこただ)(09/24) 初めてコメントさせ頂きます。 六代目・三…
名無し@ Re:落語「と」の86:とろろん(05/12) 「デロレン左衛門」は「デロデン祭文」では…
モルモタマ@ Re:65:油屋猫(あぶらやねこ)(10/21) これは小咄で、桂米朝が小咄ばかりを演じ…
背番号のないエース0829@ 日比谷公園 「日比谷焼き討ち事件」に、上記の内容に…

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