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テーマ:落語について(2999)
カテゴリ:落語
【粗筋】 近所の娘が百人一首を染め抜いた着物を作ったといので見ると、 胸のあたりに、「乙女の姿しばしとどめむ」 お尻のあたりに、「今日九重に匂ひぬるかな」 前の褄を開くと中に、「人こそ知らねかわくまもなし」 【成立】 その1の元になった小噺。安永2(1773)年『さしまくら』の「模様」が、居敷(いしき:お尻の部分)に「はなぞ昔の香に匂ひける」、上前帯の下に「人こそ知らね」。「はなぞ昔の」は品があるが、「今日九重(ここの屁)」の方が笑える。 安永6(1777)年『畔の落穂』の「歌仙染」は、「今日九重」と「人こそ知らねかわくまもなし」の二つだけ。親が作ったものを娘に着せて見るもの。 簡単なのでマクラではよく聞く。尚、三笑亭可楽(8)によれば、普通の寄席では「今日九重に」、お座敷などで「人こそ知らね」を演るのだという。 【蘊蓄】 いにしへの奈良の都の八重桜けふ九重に匂ひぬるかな 伊勢大輔 わが袖は潮干に見えぬ沖の石の人こそ知らねかわく間もなし 二条院讃岐 学校でこの歌の訳が当たった。「私の袖と掛けて、潮が引いても見えない沖の石と解く。その心は、人に知られていないが、乾く間もない」って訳したら叱られた。いまだに叱られた理由が分からない。
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Last updated
2026.07.10 05:27:02
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