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テーマ:今日聴いた音楽(75553)
カテゴリ:日常生活
同僚に誘われて地元のオーケストラのコンサートに行ってきました。
コンサート会場は地元の中学校のコンサートホール。 お客さんはほとんどが演奏者の家族や関係者で、 知ってる人や私の生徒もいっぱいで地元色満載。 オーケストラの演奏者は大人と高校生。 日本のように塾に通う習慣がないので、 オーストラリアでは小学校から学校で サッカーなどのスポーツだけでなく、 弦楽器やブラスバンドなどの習い事を 大人になるまでずっと続ける子が多いんです。 バイオリンを習ってるっていうと、 「お金持ちの子」っていうイメージがあるけど、 そんなことなくて、ピアノと同じぐらい身近な感じ。 小学校の行事のときとかも演奏したりして、 とっても上手!ではないけど、 合奏もしやすい楽器だし、いい習い事だと思いました。 中学、高校に入っても、スポーツと両立してる子が多いし、 こうやって地元のオーケストラに入ってコンサートも 気軽に出来るし、ずっと続けられる環境が整ってるんですね。 私は大学の専攻が音楽だったけど、 在学中、私の周りは皆「体育会系音大生」と呼ばれ、 レッスンでは先生に嘆かれてばかりいたため、 自分の出た演奏会っていうと緊張と後悔の思い出しかありません。 今思うとあんなに先生にも環境にも恵まれてたのに、 飲み会やコンパばかりしていた4年間。 大切な出会いもたくさんあったし、 自分を成長させてくれた経験もたくさんしたので すごく貴重な4年間だったと思うんですが、 もっとちゃんと練習するべきだったと ほんとーーに後悔してます。 先生、お父さん、お母さん、ほんとうにごめんなさい…m(__)m しかし!人のコンサートはすごく楽しい。 クラシックだけじゃなくて、 どんな音楽のコンサートも大好きなので、 始まる前からなんだかウキウキ。 開演に遅れてくる演奏者もいるし、 舞台にネコが上がってきたり(!)するし、 完全にリラックスモード。 リズムが合ってない人を指揮者が一生懸命のせようとしてたり、 手元が小刻みに震えてる人がいたりと 演奏もプロに比べたらもちろん上手じゃないけど、 なんだかすごく楽しめました。 なんだろう、地元ののど自慢大会みたいな感じかな。 「XXさん家のおじいちゃん、けっこう上手!」 みたいな拍手があったりして。 私も自分が教育実習で教えた生徒が 顔を真っ赤にして演奏してると コンサート鑑賞っていうよりも、 自分の発表会のときみたいに ドキドキしてきたりしたけど、 難しいところを上手に弾いてたりすると プロの演奏と同じぐらいに感動しました。 日本だと、クラシックじゃなくても、 お金を出したらやっぱりいい演奏が聴きたかったし、 つまらないコンサートにいくと 「無駄遣いした!」って思ったりしたけど、 みんなが自分たちで作って、楽しんで活動してる コンサートだったので、完成度とかは関係なく、 素直に「よかった!」っていえました。 地元に根付いてる人たちと交流もできたし、 久々生演奏も聴けたし、すごくいい気分転換になりました(^o^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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