カテゴリ:本
昨夜読み終えた。
「Ana's story」 著者はブッシュ大統領の娘、Jenna Bush。 25歳の彼女は、小学校の先生を経て、ユニセフのインターンでラテンアメリカで働いていた時に、この本の主人公でHIV感染症の17歳の少女 ”Ana" に会う。 母親から感染したAnaは幼いころにAIDSで両親と妹を失くす。もうひとりの妹と共に祖母にひきとられ、虐待に苦しみ、施設に移り、その後HIV患者の施設で会った少年と恋愛し、17歳で母親になる。 週刊STの新刊案内で見て、ブッシュ大統領の娘というのに興味を持って買ってみたが、買ってよかった。読んでよかった。ST購読していてよかった。 世界のある国には Ana のような少女がいっぱいいるという事実。虐待、貧困、病気は密接にかかわって、連鎖するという事実。読み進めながら、何度も声をあげて泣いてしまった。 大統領の娘として何不自由なく育ったに違いないJennaが、決して同情ではなく、世界の大きな問題として、皆、特にティーンエイジャーが知っておかなければならない事実として、この本を書いた意味は大きいと思う。 巻末には、読者層のティーンエイジャーに向けて、虐待、レイプからの身の守り方、具体的なホットラインの紹介なども載っている。 とてもシンプルな英語で書かれているので、英語がちょっと得意な大人の方は是非読んでみてほしい。早く翻訳本がでたらいいのにな。 あと何年かたったら、子供たちにも読んでほしいと思う。 いつも一冊読み終えたあとは家の中、ひどい状態になっている。 なぜか今日も幼稚園半日で、娘、もうすぐ帰ってくる 掃除機かけよう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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