言わずと知れた
アンジェラ・アキさんの歌

私も息子も大好きで
流行っていた頃はカラオケで
よく一緒に歌った

先日、仕事中に
この歌がラジオから流れてきた

とても久しぶりではあったけれど
かつて何度も歌った歌

それなのに

仕事をしながらこの歌を耳にしたとき
不覚にもいきなり涙がこぼれた

息子は来月やっと13歳になる
15歳にはまだ間があるのだけれど

それでも

もうすでに思春期という季節を
確実に歩み出している彼が
今、様々に抱えている苦しみや
これから経験するだろう幾多の痛みが
つい思われて

自己理解がほとんどなかった
幼い小学生の頃とは違い
思春期になった彼は、彼なりに
色々と考えるところがあるようで

この頃では私がつい口にする
何気ない言葉の端にも
驚くほど敏感に反応することがあり
もうそんな年頃になったんだなあと
難しさを感じる

彼の抱えるハンデは
周りからとても見えにくいだけに
なかなか理解してもらえず
その上、自分でもそれを認めたがらない

ただでさえこの年頃は
色んなことに傷つきやすいのに
この先彼はどれほどの
痛みを抱えていくのだろう

いつか息子が自分で自分のことを
きちんと認めてあげられるようになるといいな…

はたちになった息子は
15の自分にどんな声をかけるんだろうか