2007/03/19(月)21:32
海老よりも海老らしい海老せんべい
海老のせんべいと言われたら、
かっぱえびせんでも中華料理屋のえびせんでもなく、
坂角総本舗の海老せんべい(ゆかり)が真っ先に思い浮かぶ私なのでありました。
とにかく海老風味です。海老よりも海老っぽいかも。
子どもの頃はこの海老臭さが耐えられずあまり好きではなかったのですが、
今ではこの海老風味がヤミツキです。
固めのせんべいをバリッと噛むと、口の中で海老の風味が塩味と一緒に広がります。
坂角総本舗のサイトを見てみると、
そもそものこの海老せんべいの発祥は、
愛知県東海市あたりの漁師が、
浜辺でとれたての海老のすり身をあぶり焼きにして食べていたのだとか。
それを食べた尾張藩主の徳川光友公が極上の美味と絶賛され、
以後徳川家献上品となったそうです。
ゆかりといっても赤シソが入っているわけではなく、
人々の「縁(ゆかり)」を大切にしようと名づけられたということです。
ゆかりは1枚の海老に5匹以上の海老を使用し、
鉄板でひと焼きして熟成させ、網焼きでもう1度焼くそうです。
手間ひまかけたおいしさが、人々を魅了するんでしょうね。