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助産婦をしていて、「このうえない喜び」てのは山ほどあるのですが、その中でもメモル的に最上級に「このうえない喜び」と思うことは。
同じママさんの分娩介助ができることですね。 要するに…、兄弟・姉妹の分娩介助ができること…。 これって結構、偶然が重ならないとできないことだと思うのです。 偶然っていうか、むしろ運命です。 助産院だの個人病院だの総合病院だの、はたまた自宅分娩だの、数多くの分娩施設がある中で、メモルの勤めている産院を選んでいただく。 妊婦健診に通っている間に、里帰りしたり、違う分娩施設に変わることもできるが、ずっと通ってくれる。 そして、いつ破水するか、いつ陣痛がくるかなんて分からない。 3交替で働く助産婦たちが何人もいる。毎日分娩介助を担当しているわけではない。新生児室担当の時もある。もちろん休みの日もある。 そんな中でメモルが分娩担当の時に、ご出産! これだけでもまず運命を感じます。 初めての妊娠の時は、漠然と産院を選んでる方も多いです。 総合病院だと安心かなとか、アメニティや食事が充実してるから個人病院かな、とか。 でも次の妊娠では違います。 だってどんなに安心だろうと、食事がおいしかろうと、もんのすごい気に入らないところがあったなら、次は違うところにしよう、とか思うでしょう。 もちろん家から近いとか、分娩費用が安いとか、他にもいろいろ理由はあると思いますが。 それでも、またメモルの勤めている産院を選んでいただく。 そして同じく運命の糸がつながりつながり、メモルが分娩担当の時に、ご出産!! いや、これね、まさに運命ですよ。 分娩介助させていただいたママさん、赤ちゃんのことは忘れられないですが、その中でも絶対に忘れられなくなります。 特にメモルの場合、助産婦になって初めて分娩介助させていただいたママさん、ただでさえ一生忘れることのないママさですが、その4年後また分娩介助させていただくということがありました。 姉妹の2冊の母子手帳、分娩の記録欄にはメモルの名前が書いてあります。 でもメモルは、その間に結婚しまして…、名字が違うんです。 ママさんが「おー、名前が違う。こどもたちが大きくなったら、この助産婦さん同じ人やで、って教えます。」と言ってくれました。 とても嬉しかったです。このうえない喜びです。 もしも3人目があれば、次もぜひ…、と思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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