2005/06/10(金)23:02
合奏練習を院長先生が指導
発表会が近付く八日夜、コンサートの為新潟に来た季子先生が合奏を指導。今回はメンバー全員が参加、充実した時間になった。
まずチマローザの『前奏曲』から。1stのSさんがまだ来ていないので私が一人でメロディーを弾く、指は相変わらずの調子だが何とかこなす。先生は若手(といっても30代だが)のNさんにフォークギターでチェンバロの響きを出す為に特に力を入れて指導、彼は懸命に先生の要求に応えようと頑張るがなかなか感じが掴めないでいる。やはりふだん新潟に先生がおられないので、こんな細かい部分で意外と苦戦してしまう。
それでも先生は辛抱強くポイントやコツを言葉と身振りで、また自分も一緒にギターを弾きながら「この曲はどういう音楽で、大切な事は何か」を熱心に教えてくれる。
そのことは『君をのせて』の指導でも同じ。「細かい音のミスは気にしなくていいよ」と言って我々の緊張をやわらげてくれる。その分「気にしなければいけない間違い」にはちゃんとその場で修正する。
先生の言葉はとても分かりやすく、合奏でもソロでも「何故こうなるのか」をきちんと教えてくれるので安心して教わることができる。限られた時間と機会ではあるが、まず理解してふだんの練習で実践することが大事なんだと思う。
そしてかみさんが弾くギタロンの音が強弱が違っているということで、何と久しぶりにギタロンまで自ら弾いてくれた!かつて新堀ギター時代には新堀関係の雑誌で【ギタロンの神様】と讃えられた季子先生のギタロン、かみさんもかなり長いこと弾いているのでちゃんとした音を出しているのだが、先生が弾いたのは間違いなく「プロの音」だった。
力強くて深みのある響き、そして多彩な音をステージで操れる高い技術、ちょっとした動作にも長年培った「技」を感じさせる。そばにいてじっと見つめるかみさんの瞳が輝いていたのはいうまでもない。