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成功のポイント

健康戦略の策定と管理の方法
健康戦略の策定方法

世の中には様々な健康法や健康関連商品がありますが、ひとつの方法や商品だけで、健康を維持したり、回復することはできないと思います。
テレビ番組の「あるある大事典」では、呼吸法、ダイエット体操やリコピン、ルチン、ポリフェノールなど毎回、特定の方法や食材、栄養素の効用にフォーカスして紹介していますが、それを見たばかりの頃は、そればかりやって、いつのまにか忘れ去られ、他の方法が紹介されると、また、そればかりやって、いつのまにか忘れ去られ..の繰り返しの人が多いのではないかと思います。

人間の体は、いろいろな要素に影響を受けながらバランスをコントロールしているので、何か特別な方法をひとつだけ取り入れたところで、全体を改善するわけではないですし、ひとつのことに集中すると、かえって全体のバランスを崩す危険性もあります。
人間は一日に取れる栄養や運動には限界があるので、その中で、何をどのようなバランスで取り入れていくかを考えていかないと、大きな効果は得られませんし、長期にわたって効果を維持することもできません。
ひとつ、ひとつの健康法を戦術に例えるならば、戦術だけでは戦は勝てないと言うことです。

自分が目指す「健康」に到達するためには、ひとつのやり方(戦術)だけでなく、どのようなやり方を、どのような組み合わせで、どのようなタイミングで実行するか?また、何に重点をおいて、全体として、どのようにバランスをコントロールしていくか?これに答える構想および計画が必要です。これを一言で言うと『健康戦略を策定する』ということです。

健康戦略は、以下の手順で策定するものと考えます。

 (1) 健康の定義
 (2) 目標設定
 (3) 課題分析
 (4) ソリューション調査
 (5) 仮説作成
 (6) 仮説検証
 (7) 構想策定
 (8) 計画策定
 (9) 費用対効果分析
(10) 意思決定

(1)は、自分の人生観、価値観をもとに、自分にとって「健康」とは何か?を整理し定義することです。
(2)は、自分にとって「健康」になるとは、どういうことか?(どうなりたいのか?)具体的な目標と、目標達成時期を設定することです。
(3)は、設定した目標を達成する上で、自分自身にどのような課題があるか網羅的に挙げ、整理することです。また、目標を達成する上で制約となる事項についても整理しておきます。
(4)は、世の中に、どのような健康法、健康関連商品、成功事例があるか調べ、整理することです。
(5)は(3)と(4)の情報を突き合わせ、こうすればうまくいくのでは?という仮説を作ることです。
(6)有望な仮説ができあがったら、その仮説が正しいか?もう一度、収集した情報をもとに分析し、裏付ける情報が不足している場合は、追加調査を行い、仮説が正しいことを検証することです。候補が複数ある場合は、比較評価を行い、選定します。信頼する専門家からアドバイスを貰うことができたら、なお良いでしょう。
(7)は、(6)で選定した仮説をもとに目標達成のための全体構想を描くことです。
(8)は、構想にしたがって、何をどのような方法で、いつ実行するのかを定め、スケジュールを組み立てることです。
(9)は、計画を実行したら、いつ頃、どのような効果が現れ、逆に、どのような負担(費用など)がかかるか試算することです。
(10)は、策定した構想と計画の実現可能性を総合判断し、実行するかどうかを最終決定することです。

上記の手順は、あくまで、あるべき論です。
時間などの制約から、ある程度先を読んで、情報の収集範囲や情報の詳細加減などを定める場合がありますし、ある作業がうまく行かない場合は、後戻りすることもあると思います。
ただし、あるべき論は、やっぱり、あるべきだと思います。
多くの人は、自分自身の課題分析を十分に行わずに、世間で注目されている健康法に飛びついて、期待する程の効果があらわれず悩んでいるのではないでしょうか?
抜けがないように網羅的に自分自身の課題を整理した上で、本当に、その健康法が最適なのか?問題はないのか?十分検証することが大切だと思います。何故?本当にそうなの?という疑問を自分自身に何度も問いかけてみると良いと思います。

僕は、今年の1月から実施した健康&ダイエット戦略はラフではありますが、基本的に、この手順で策定しました。
詳しくは「ダイエット法が生まれるまで」をご覧ください。


健康管理の方法
健康やダイエットについても、思いつきではなく、じっくりと戦略を策定することが大切ですが、当然ながら、戦略だけでなく、それを、正しく、根気よく実行しなければ目標を達成することはできません。
しかし、多くの人にとって、この”正しく、根気よく実行する”ことが最大の難関ではないかと思います。
人は得てして、最初の意気込みは凄いのですが、効果が表れる前に、いつの間にかフェードアウト...といったパターンになりがちではないでしょうか?

その主な原因として、以下の点が挙げられると思います。
 (1) 戦略を立てず、思いつきで始めたため、成功の確信がない。
   他の方法が良く見えてしまう。
 (2) 選択した健康法がハードなため、生活に浸透させるには無理がある。
 (3) 健康に対する関心がいつの間にか薄れてしまったり、
   他の事で頭が一杯で忘れてしまっている。
 (4) 欲望に負けてしまう。

(1)の場合は、まず、戦略を策定することから始めるべきでしょう。
(2)の場合は、戦略に問題があるため、戦略の見直しか調整が必要です。
(3)(4)の場合、戦略が有効に働くよう「管理」を徹底する必要があります。

管理するとは、
「策定した戦略を正しく実行しているか? 戦略の効果が表れているか? 確認し、課題があれば、対策を講じ、解決する。」
このプロセスを継続的に行うことです。
私が、太り過ぎ、高血圧、高血糖を改善するために策定した健康戦略の2本柱は、玄米菜食とウォーキングでした。これらを実行するにあたって最も努力したことは、玄米菜食やウォーキングそのものではなく、「管理を徹底する」ことでした。
日々、体重、体脂肪、血圧、歩数を計り、食事の内容を記録し、その結果から課題を洗い出し、課題に優先順位をつけ、優先順位の高いものから順に解決していく。
このような管理を行うことは、ある程度、手間と時間がかかるので最初のうちは、大変面倒に感じましたが、2カ月程続けた結果、苦もなくできるようになり、習慣にすることができました。
この経験から私は、管理を習慣にすることが成功のポイントだと考えています。

人は顕在化していない問題について強い意識を持ち続けることは難しいものですが、それが自分の命に関わることであれば、そんなことは言ってられません。このような場合は、強い意識を維持できる環境を自ら作り出さなければならないと思います。管理を徹底することは、目的や目標を達成することの重要性を常に意識し、モチベーションを維持するためにも重要だと思います。

健康管理の目的や目標は各者各様だと思います。
私の場合、自分の志しや愛する人とのコミットメントを貫くことが幸せだと考えており、そのためには、まず命があって、次にそれを実現するための健やかな心身の状態=「健康」であることが前提だと考えています。
目的は違っても、幸せを実現するために健康が必要であることは殆どの人にとって変わらないのではないでしょうか?
健康に無関心という人は、自ら幸せになることを拒否しているようなものだと思うのです。
刹那的な快楽やストレス解消のために健康を害さないよう、日頃、自分にとって、本当の幸せは何か?本当に大切なものは何か?自問自答し、確認することが大切だと思います。
「管理する」ことは、継続的に、このような根本的な問題を自分に投げかけるためにも重要なのです。

「管理する」ことの注意点は、実績を計ることだけが習慣になって、そこから課題を抽出し、解決するプロセスが忘れられたり、いい加減になってしまうことです。これが駄目だということは説明するまでもないのですが、一般的に目的意識が薄れて無意味な管理が惰性で行われていることは、あらゆる場面で見受けられることなので注意が必要です。
管理することは負荷がかかることですから、意味の無い管理はできるだけ避けなければなりません。重点管理という言葉がありますが、目的と照らし合わせ、本当に必要な管理だけ行うように注意すべきです。

また、管理の目的は、戦略を正しく実行することにありますから、戦略が形骸化してしまっては意味がありません。
例えば、減量は成功しても、高血圧になり、食事法に原因がある場合や、減量が進み過ぎて目標体重より下回ったならば、従来の戦略を見直す必要があるでしょう。
健康の目的や目標は簡単にかわるものではありませんが、最適な戦略は、状況の変化と供に変化するものです。
いったん決定した戦略をコロコロと変えることは好ましくありませんが、一定期間の実績が期待から大きく外れている場合や大きな問題が発生している場合は原因を分析し、その原因が戦略にあれば戦略を見直すことが必要だと思います。

これまで、十数回にわたり、健康戦略や健康管理の必要性につてお話してきましたが、簡単にまとめると以下のようになります。
・自分にとって幸せとは何か?自分にとって健康とは何か?整理する
・健康に関する目標を設定する
・健康目標を達成するための戦略を策定する
・健康戦略を正しく実行するよう管理を徹底する
・健康戦略と健康管理は一体として機能しなければならない
・最適な戦略は状況によって変わるので、必要に応じて見直す
・適切な状況判断するには、やっぱり、しっかり管理することが大切

情報が氾濫する一方、医学が専門化し、医者から総合的なアドバイスを受けにくくなっている今日において、自分の健康の維持・改善の方法は、最終的に自分自身で判断しなければなりません。
私は健康の専門家ではないので、人それぞれに合った健康法を具体的にアドバイスすることはできませんが、中身は違っても、人それぞれが、自分に合った健康法を正しく選択し、正しく実行し、良い結果を出すためのプロセスについては、方法論化することができるのではないか?と考え、この日記を書き始めました。
まずは、自分自身が経験を通して、これならうまくいくと手応えを感じた方法について、自分自身が忘れないように整理しようと思ってます。
これが、自分だけでなく、他の人にも役にたつのであれば、方法論として成り立つのではないかと思います。
方法論というには、まだまだ大雑把ですが、もし、あなたが共感し、試して頂けるなら、ぜひ、おたよりください!


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