2004/12/15(水)19:45
今年を振り返って未来社会を考える
いや~今年も残りわずか。
年をとると本当に1年が早く感じる。
今年も何だか慌ただしく過ごしてしまった感はあるが、仕事人間に陥りつつあった僕が、このブログを立ち上げ、今も続いていることは、自分にとって成長だと感じている。
人生も残り半分、1日1日を噛み締めて生きていかなければ...
今年起きた、いろいろな事件や出来事を振り返ると、この先、日本は一体どうなっていくのか?考えさせられる。
今は、日本にとって本当の民主主義・資本主義国家になるための過渡期なのかもしれない。
日本は、民主主義・資本主義の国と言っても、実は、まだまだ発展途上の段階で、封建的・権威主義的社会が、いたるところに残っている。
しかし、昨年から今年にかけての北朝鮮拉致事件関係の動向を見ると、ようやく、人権の尊重が国民のコンセンサスとなって政治を動かしているという感じがするし、西武や三菱自動車の不祥事、ナベツネ発言の波紋...などを見ると、日本の企業社会に残っている封建的・権威主義的な価値感に対して国民がNO!という答えを突きつけたと思う。
まだまだ問題は多いので、この状況を悪い方に捉える人もいると思うが、僕は、やっと良い方向に進み出したのではないか?と思う。
今まで問題とされていなかった事が問題だと認識されるようになったのだから。
P・F・ドラッガーによると21世紀の前半に知識社会が到来し、知識労働者が主導権を握り、少数の資本家の影響力は低下するという。
チャールズ ハンディによれば企業は、小規模な自立型組織が浅く結びついた連邦型組織となってゆき、個人の主体性が重視されるという。
僕は、それがいつになるか、わからないが、そういう方向に動いていると思うし、そうであっってほしいと願っている。
だけど、社会が変われば、得する人もいれば損する人もいる。
では、これからの社会で、どういう人が得をして、どういう人が損をするか?
次回は、このテーマについて考えてみたいと思う。
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マネジメントの大家、ピーター・ドラッカーによる未来予測
少子高齢化の行く先は知識社会。
ソニーの出井会長曰く
「本書は、まさに日本のために書かれたというほど説得力がある」
経営者だけでなく、未来に生きる学生も読むべき本。