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2024/05/10(金)07:03

麺聖のブログ<四国新幹線7>

世相(230)

先日、島根県に行ったことはブログに書いた。そのときこんな看板を見つけた! 高松駅のオルネが盛況のようだ。なぜ讃岐うどんの店がないのか疑問だけどニーズがないのだろう。 JR四国は今、みどりの窓口・客が少ない駅舎の廃止と民間会社として儲けが第一という普通の会社に転換しつつある。元々鉄道事業で儲けていた鉄道会社はJR九州を筆頭には沿線の開発で儲ける時代を経て、鉄道の信用を基に多角的に設ける体制に移行している。過去を現在の知見で裁くのは間違いだが、結果から国鉄の分割民営化は失敗だったと言える。 さて四国新幹線、今月は県内の自治体が国に陳情を行ったようだし、香川県知事と高知県知事との意見交換会でも議題に上がったようだ。でも常識的に考えて、岡山松山間の新幹線ならあり得るが、岡山高知間も高松高知間も新幹線はペイしないだろう。この話題を取り上げると何故か攻撃的なコメントが寄せられる。私は、今は四国新幹線を造れるほど日本が裕福でない、後世に負担を残すのは避けるべきであり反対している。人口減少、物価の上昇から今で算定すれば費用便益比も1を下回るのではと思っている。 私の周囲では県内・四国内はマイカー、島外には高速バス、遠隔地には安い飛行機と、大阪に行くのに(四国新幹線の東京直通運転はありえない)高額な新幹線を利用するのは時間を金で買うビジネスマンくらいだろう。 2両編成の特急が走る現状から考え、新幹線導入で乗客は増えるとしてもせいぜい3、4両ってとこだろうからそんな新幹線が成り立つのだろうか? 私は三線軌にして貨物も走らせると設備の有効活用も出来SDGsにも適うと思ったが、今の貨物、夜に集荷、朝に引渡しが理想なようで、保線を夜に行う新幹線では無理かもしれない。 推進派の人が触れたくない並行在来線問題、第三セクターで成功しているところは貨物が走る路線、予讃線しか貨物が走ってない四国での運営は困難が伴う。 推進派がいう整備新幹線に地元自治体の負担は少ない、何のことはないそれは国が、国民全体が負担するということ。そんなことを今言っている人たちを私は国民として信用しない。そもそも岡山県は四国新幹線の負担には応じてくれるのだろうか(笑)。 このままではJR四国が立ちいかなくという認識に私は立っている。だから新幹線が必要と短絡的に考えるのではなく、公共交通はどうあるべきか、どのような未来が理想か、新幹線欲しい〜欲しい〜と子供のようにねだるのではなく考えるべきだろう。

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