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テーマ:重要文化財を尋ねる(289)
カテゴリ:国宝・重文
昨日は朝から、京都府の南、奈良県との境にある当尾。京都府だけど距離的には奈良市から近い。バスも土日には奈良駅から直通もある。私は加茂駅からの1時間に1本のコミュニティバスを利用した。
![]() 南都仏教の影響を受け「塔の尾」がいつしか当尾(とおの)に。目的地である岩船寺や浄瑠璃寺の辺りは興福寺の別所であり、両寺とも興福寺一乗院の末寺だった。 ![]() 真言律宗の寺岩船寺は高雄山 報恩院 岩船寺という。聖武天皇の発願で建立、その後空海、智泉が関わったという。寺の人に智泉とは?と尋ねると空海の甥とのこと、滝宮出身の讃岐うどんの祖とされる智泉大徳だ〜。 重文は、五輪塔、石室、十三重塔、三重塔、阿弥陀如来坐像、普賢菩薩像。アジサイ寺としても有名でカメラおじさんが活躍中。 ![]() 岩船寺の山門手前から右に折れると白山・春日神社。元々岩船寺の鎮守社。白山神社本殿が室町時代の建築で重文。春日神社は江戸時代に白山神社を模して建てられたらしい。 ![]() 浄瑠璃寺は岩船寺からバスで数分、ハイキングで1時間半ほどの真言律宗の寺、小田原山 法雲院 淨瑠璃寺という。昔、国宝阿弥陀堂、九体仏、四天王像、三重塔を観るために来たので2回目。 四天王像のうち、寺にあるのは持国天像と増長天像だけど、15日まで開催の大阪市立の国宝展で浄瑠璃寺の国宝持国天が展示されてる。多聞天像は京博、広目天像は東博に寄託。 ![]() 重文は、石灯籠2基、本堂内の地蔵菩薩立像、木造不動明王立像及び二童子像。他は公開日限定で雨天は除く。 ![]() 当尾は石仏の里、でも昨日は雨が降ったり止んだ。石仏巡りが出来る状況ではなかったで早々に退散。 ![]() 移動時間が、昼に当たるので、岩船寺門前で買った草餅350円を駅のベンチで食べた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.06.15 08:00:45
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