|
テーマ:つぶやき(14114)
カテゴリ:世相
京都市の宿泊税に反対の旨はどこかに書いた。オーバーツーリズムは分かるとして、日帰り客より明らかに自治体に貢献してるのに何で税金取られないかんのか?取り易いとこからの典型。この種の税では、広島県宮島の訪問税が私の考えでは許容出来る限界だ。 そこには「取りやすいところから取る」という安易な姿勢と「受益者負担(税金で受ける利益と負担のバランス)」の希薄さという、目的税として看過出来ない問題がある。
宿泊税を先行して検討してきた観光地である琴平町などの場合でも、観光インフラの整備は本来、町の「一般財源」で対応すべき性質のものだ。過疎化による税収不足を補うための「穴埋め財源」として、手軽な宿泊税に目を付けたと言わざるを得ない。 観光の町ならば、観光客が現地で落としたお金によって地元経済が潤い、その結果として増えた税収で町の財政を回す。これこそが自治体が努力すべき健全な姿と考える。
現実的に、宿泊税の徴収や事務手続きにかかるコストは、行政でなく民間のホテルや旅館が負うことになるはず。税金に加え、事務コストによる宿泊費の値上がりで、旅行者が「宿泊」を避け、日帰りや他県へ通過する原因になりかねない。宿泊客が減れば、飲食店や土産物店などの売り上げも落ち、結果として宿泊税以外の地方税収の減少を招くという、本末転倒な事態につながる可能性もある。 香川県庁の重点施策の一つに「豊かな地域資源を生かして交流人口の拡大を推進する」がある。これは交流人口が拡大すれば、離島や過疎地をはじめ香川県全体が潤い、県民が幸せになるという意味のはずだ。来て来て!と招いといて、拡大を目指すには宿泊税が必要というのも、拡大したから宿泊税が必要というのも、論理破綻だ。手軽に取れるところから取るのではなく、税の公平性と地域経済への影響を、今一度冷静に議論すべきと考える。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.06.04 14:21:09
コメント(0) | コメントを書く
[世相] カテゴリの最新記事
|