麺聖の文楽<'23妹背山>の旅
昨日は朝から大阪で文楽。3部制の1,2部が妹背山女庭訓の半通し。1部は初段の大序から二段目芝六忠義の段まで。平日なのによく入ってるなぁ。大序は 御簾の中で若手がリレー式に語ったけどしっかりしてきたなぁ。第2部は三段目の太宰館の段と妹山背山の段。近松半二がシェークスピアのパクリはしないと思うので、ロミオとジュリエット的な筋書きは宗教も民族も超えた普遍の真理なんだろう。人気演目のはずのこっちは散々の入り。上手、下手の床の掛け合いなんて滅多にないのに。合わせて、全五段のうちの前半。有名な道行恋苧環や金殿の段は四段目で夏の興行で上演される。五段目はカットされたままなのか。10時前にホテルから黒門市場を通って劇場に向かったが、まぐろ屋さんなんか長蛇の列。中国語も聞こえるな~。ちなみに3部は近松門左衛門の名作の誉れ高き曾根崎心中。でも私はあまり好きじゃないし、3部全部を見る財力もないのでパス。3部制は止めて欲しい。この4日間遊んでるばかり見えるが、実は観光でなくある大切な用事をすませた。書いてない空白の半日間があります(笑)。