スーパーマン
いつだってスピード違反な勢いで、果てしない嵐を生み出していた。あなたが好きでした。もし、言わなければ伝わらなかった思いが、今はこうして紡ぐだけで届くと言うのなら、私も少しは、報われるのかもしれません。人生で一番、あなたが好きでした。いつだって何だって何をしてたって自分勝手で、正直で、全身全霊で、なんてカッコ良かったんだろう。ずるいくせに真っ直ぐで、やんちゃなのに臆病で、泣き虫なのに見栄っ張りで。何度あなたを愛しいと思ったろう。何度あなたを思って泣いたろう。泣いていた私を優しく慰めてくれたあの夜は宝物です。きらきらと光っていて、いつまでも大切な一時です。あなたが私を愛しいと思ってくれていたこと、私は知っています。いつだって自分に甘い私を、気付かぬ内に認めて受け入れてくれていた。あなたは私にとってかけがえのない人でした。大好きです。愛してます。今でもあなたに抱かれたい。頭を撫でてもらいたい。少し大人になった私とあなたで、もっとたくさんの話を共有したかった。いつかまた会えたら、たくさん話を聞いてね。きっと予約でいっぱいだろうから、私は後でも良いけれど。生まれてきてくれてありがとう。育ててくれてありがとう。愛してくれてありがとう。あなたを愛してる。