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カテゴリ:夫婦、男と女
BS2で、アメリカン・ビューティーを見ました。
1999年に作られたアメリカの映画ですが、 経済的にある程度恵まれている家族が、 その豊かさとは反対に、みな心に寂しさや苦しさを抱きながら生きている、 そんな現代社会の病んだ部分を登場人物すべてに上手に描いた映画でした。 今の日本の家族の状況とも酷似していて、とても興味深くみました。 誰も悪くないんですけれどね、 でも、みんなが誰かを憎んでいたり、 空虚でどうしようもなく悲しかったり、 うわべのハイな気分に騙されようとしていたり、 表面的な結びつきに癒されようとしていたり、 でも、本当はみんなみんなもっと心からつながりたいと思っている。 物ではなく、心で愛し愛されたいと思っている。 だけど、その理想像にどうしたら近づけるのか、 それがわからなくなってしまっている。 いや、理想像すら見えなかったり、あきらめていたり。 なんだか、ため息が出る映画でした。 どうにかしなくちゃね。 嘆いていても始まらないので、どうにか…… できることから、ちょっとづつ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月08日 00時32分18秒
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