2008/07/23(水)13:41
子供を取り巻く環境
ここ1年ですっかり太ってしまった我が息子。
デブの母と父を持ってしまったので、デブの遺伝子をたっぷりと持ってしまっているため母の私から見ても太りやすい体質でお気の毒である。
いわばデブのサラブレッドとでも言わせていただこうか。。。。
しかし母としてはそれを野放しにしてデブにし放題にするわけにはいかないので、毎日の食生活にたいそう気を使っている。
何も食べささないわけにはいかないので、夕飯は出来る限り手作り。
どうしても週末は忙しくて外食の機会が増えてしまうので、平日は野菜たっぷりの夕飯を作るよう心がけている。
外食はやはりカロリーが高い上に、どうしてもたくさん食べてしまう。
先ほどふとテレビを見ていたら、うちの息子なんか比べ物にならないぐらいの肥満児がテレビコマーシャルに出ていた。
お母さん役の人はすんごい細くてきれいなのに。
それが別にデブであることをパロディーにしているわけでなく、普通のコマーシャル。
よくよく考えてみたら、タイでみかけるテレビコマーシャル及び広告に出てくる子供はほとんどが肥満児。
ちょっと日本では考えられない。
私は息子にいつも自分のことを棚に上げて
「デブ、デブ」
と呼んでいるが、息子は
「ぼくはデブじゃない」
というのである。
クラスには自分よりデブがたくさんいて、ぼくは少し太っているけどデブだと学校では言われたことがないと言い張る。
確かにたまーに息子の学校に迎えに行くと、いるわ、いるわ、デブのオンパレード、そろい踏み。
中には
「このデブ加減はちょっと病気ではないのか」
と思われる100キロ級ぐらいの子もいる始末だ。
タイのほとんどの学校では休憩時間の間に買い食いすることも可能なようで、うちの息子が通っている学校の購買部は経営者の親戚がやっていることもあって休み時間や放課後も買い食いし放題。
敷地内への屋台の侵入は禁止しているため、独占販売。
さぞかし儲かっていると思われる。
うちは放課後にちょっと飲み物を飲む程度のお小遣い10Bを渡しているが、ご家庭によっては毎日子供に50Bとか100Bとか渡している人もいるようなので使いきれず、気前のいい子にたまに息子はおごってもらうこともあるようだ。
給食だっておかわりし放題。
しかも。
運動場は狭く、体育の授業は週にたったの1回。
これでは体質的にデブでなくてもしっかり食べる子は太ってしまうわけである。
最近では週末はテニスとサッカーをやらせて、食事制限をし始めたら少しだけ痩せた我が息子。
本来ならば自分で勝手にいろいろ体を使って遊んでほしいところだが、ここは環境的に子供が勝手に外で遊べる場所がない。
日本に住んでいる方はこちらは自然がいっぱいで、子供が伸び伸び育つ良い環境だと思う人も多いと思うが実はそうでもない。
遊ぶ場所がないため、週末はどこにインターネットカフェもネットゲームで遊ぶ子供たちで店は満員御礼の現状。
子供を育てていく面で、広い運動場に様々なクラブ活動がある日本の環境が私は羨ましく感じるこの頃だ。