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カテゴリ:アメージングプーケット
街を歩いているとたまにぷっと吹き出してしまうような変な看板を見かけることがある。
特に外国ではどう見てもそこいらにいた日本人観光客にちょっとお願いして書いてもらったような手書きの日本語の看板だとか、変に間違った文法の日本語が結構あちこちにあふれているのだ。 ある日遊びに来ていた我が愚弟が 「姉ちゃんちょっとこれ見て」 といってデジカメを持ってきた。 安い、暑い、働かない。 安いけど暑いため働けないのか、安いから、暑い(エアコン等がないので)し働かなくてもいいのか。。。 謎の看板の持ち主はこともあろうか我が補習校校長N岡氏であった。 日頃から自身のブログで吹き出してしまうようなプーケットの日常や、はたまた自身の性癖まで書き綴っていてあれを娘が読んだらどうするんだと心配してしまうぐらいの赤裸々ぶりなN岡氏である。 もともと私と弟の中でのN岡氏のユーモア度(変人度数)は高かったのだが、これでまた一気にあがったのは間違いない。 ところがつい先日 「ちょっとちょっとこの看板見てください」 といってお客様が私にデジカメを渡した。 そこにはまたしてもあの、安い、暑い、働かない、の文字が。 しかも彼女たちはこの看板の下でピースサインをしたり、両手を拡げて笑っている。 この看板の持ち主が知り合いであることを彼女たちに伝えたら 「ぜひ今度何を考えてあの看板を作ったのか聞いてみてください」 とお願いされた。 ちょうど3日ほど前に車を運転しているときに急にこのことを思い出し、今聞かなかったらまた絶対忘れてしまうと思ったので直に電話して聞いてみることにした。 電話に出たN岡氏はいつものように淡々と 「あーあれですか、でもあれもうすぐ変えるんですよ」 という。 あのキャッチコピーはやはりN岡氏自身で考えたものらしいが、安い、の後に続くごろのいい言葉として、暑い、働かないというセリフを何の気なしにつけたらしい。 ただどうしても道行く日本人観光客の目に飛び込んできてしまうらしく、あの看板の写真をとる人が絶えないのだそうだ。 かいがいしくその看板のそばでいつも働いている奥様が、不思議に思いN岡氏に 「あれはなんて書いてあるの?」 と聞き真相を知った奥さまは 「私はちゃんと働いている!!」 と激怒し、看板も古くなってきたということもあって新しいものに変える予定となったらしい。 だが、看板とは本来人の目を引くものでなければならないからそういった意味ではあの看板は素晴らしく、新しいものに変えるとしてもあのキャッチコピーは残したほうがいいと言って電話を切った。 何の気もなしにこんなに注目度の高いキャッチコピーを考えるとはさすが我が校長、侮れないなとつくづく思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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