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カテゴリ:タイ
依然として続いているバンコクの空港閉鎖。
今回のこの事件によって、未だ多くの人たちが本国への道を閉ざされ途方に暮れている。 この国の政治家たちを悪というならば、あの人たちはここまで関係ない人たちを巻き添えにしていったいなんだと思ってだろうか。 自分たちのやっていることこそが正義だと思っているのであろうか? 私にはもはやこれはデモではなく、テロ行為としか思えない。 しかし何を言ってもきっと無駄なんだろうなあ、あんな中で一日中お経のように演説やコンサート?を聞いてたら洗脳状態になっちゃうのも無理はない。 あの異様な雰囲気の中では冷静にこれからのタイの未来のことなんか考えられないのだろう。 そんな中私たちの友人るーしーさんも未だバンコクで途方に暮れている。 毎日メールや電話でやり取りして、私の知りうる限りの情報を伝えてはいるがさぞかし不安なことだろう。 タイ航空から無料で手配されたホテルは川むこうの不便な場所にあるため、ちょっとどこかにいこうとしてもタクシーの乗車拒否にあったり英語が全く通じなかったりと苦労の連続らしい。 帰国日がたまたま26日だったために本当にお気の毒なことである。 運が悪かったとしか言いようがない。 るーしーさんたちがタイフェスで見事あてた飛行機のチケットは一人分のみであったうえに、予定を全く変えたりできないフィックスチケットだったため空港が再開したらそれ次第で乗れるというなんとも融通のきかないチケットだったらしい。 もう一枚は自腹で買っているので、ウタパオからの臨時便に振り替えることができるというもの。 一人が帰れて、一人がどうなるかわからないというのも何とも不安なため、現在別ルートでなんとか帰国できないものか検討中なのだ。 私だったらいらいらして、今頃頭の血管が切れてとっくにあの世にいってしまったかもしれないがるーしーさんたちはいつ電話をしてもとても冷静なのがすごい。 本来27日にプーケットに来るはずだった私の母も自宅にて待機中。 今日は24日にカナダを出発した、お客様が5日かかってプーケットに到着した。 本来ならば台北経由でバンコクに到着、国内線でプーケットに来る予定だったのが台北からチェンマイ、チェンマイからの飛行機はもちろんないので電車にてバンコク、バンコクより一縷の望みにかけてウタパオ、ウタパオでは国内線の発着は絶望的とみて結局今朝タクシーをチャーターしてここにたどり着いたというわけだ。 ちなみにタクシーチャーター料金は1万バーツだったらしい。 走行距離が約900キロと考えると、外国人にとっては払えない金額ではないもんな。 奥さまは60歳オーバー、ご主人にいたっては70を超えているのでとても心配していたが無事にたどり着いて本当によかった。 喉元すぎれば、の状態なのかもしれないが 「1週間近くもパスタを食ってないと調子が出んよ」 とカナダ在住イタリア人のご主人は笑いながらこぼしていた。 今回の騒ぎで日に日に国益と、そして国益以上に国としての信用性を失っていくこの国。 本当にどうなってしまうのだろうか。 今もテレビをつければあの黄色い連中が演説に耳を傾け、パタパタと音を立てるおもちゃを手に座り込みを続けている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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