2005/06/22(水)21:04
空へ還る日
お別れの日がすぐそこまで来ているようです。
人間でいったら80歳超だそうで、これは“天寿をまっとう”と考えてよいのかもしれませんね。
飼い主である両親より、いつのまにかお歳を召してしまっていたのね。^^;
やっと慣れたおうちからの引越しは、さぞかし彼女にとっても一大事だったに違いないけど
すぐに新しいおうちにも慣れて、今やすっかり我が物顔のお姫様(^^;)として君臨している。
野良猫だった一匹の茶トラ娘と両親との生活は、もう10年にもなるんだなぁ。
さっき父から聞いた話では、昨日あたりから食事を受け付けなくなってるらしい。
お水は飲んでるみたいだけど・・・暗いところへ行きたがるとも言っていた。
かかりつけの先生も「なるべく目を離さないでいてあげて」とおっしゃったそうで、
母はほぼ付きっきりで話しかけたりしてるみたい。うーん。。。
少し前に実家に寄ったとき、「うわぁ!スリムになったねぇ♪」なんて笑ったことがあった。
避妊手術後、ご多聞にもれず彼女もみるみる太り始め、小錦みたいにたっぷんとしたお腹が
床に付きそうなくらいだった。
それが・・・何だか妙にスッキリとして見えたのだ。
その頃すでに腎臓が悪くて、点滴したり薬を飲んだりしていたから、そのせいだと思ってた。
年齢のこともあり、遠くの病院へ連れて行って「治るかどうかわからないのに、無理に
手術するのは可哀想」という母の意向を汲んで、何が何でも病気を治す!というのはやめた。
かえって負担となり、「寿命を縮めてしまうんじゃないか?」と母は心配していたから。
だから、そう遠くないうちにお別れのときがやってくるかもしれないというのは
何となく皆わかってはいたのだけど、まさかこんな急にその時がやってくるとは。。。
両親に、特に母にとって、この子の存在はとても大きい。
ただでさえ精神面に不安定要素を抱えている母を、今まで以上に父と支えていかなければ。