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☆らびあんろーず☆

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 jst@ Re:天野喜孝【マニエラ】-上野の森美術館-(05/05) ドグラ・マグラ表紙は、米倉斎加年氏では。
 いるかと言う昔はえるしえろと申すものです@ Re:嬉しいことがあった日は。。。 連絡つかないのがなんとも…
 らび☆ミ@ >いるかさん♪ お元気そうな近況、何よりです。(笑) …
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Nov 12, 2006
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【花形歌舞伎】夜の部、最後は『義経千本桜』。
この《川連法眼館》の場面は《四の切》と呼ばれ、平家追討で手柄をたてた源義経
後白河院から賜った“初音の鼓”にまつわる親子狐のエピソードが、肉親と縁の薄い
義経の悲劇と相対し、鼓の皮にされた親を想い慕う子狐の様子が何とも切なく
ホロリとさせられる。涙ぽろり

実はこれ、歌舞伎初心者のアタシでも知っているくらい雫 超~有名な演目。
お芝居の中の“あるシーン”をテレビでも何回か目にしたことがあるし、それを見たら
ほとんどの人が「あぁ、あれねひらめき」と頷くのではないでしょうか。
白いフサフサの衣装をまとった役者さんが、四つん這いのままその場でクルクル廻る・・・
という、アレです。←わかるかな?^^;
ホンモノを観たのは昨夏、猿之助丈の指導のもと、澤瀉屋〔おもだかや〕チームが頑張った
『歌舞伎鑑賞教室』でした。
その時に狐忠信を演じたのは右近クン、笑也クンの静御前段チャン義経という面々。
観劇日記にも書いたけど、随所に仕掛け的なオモシロさもあり、初心者はもちろん
往年のファンまで誰もが楽しめるお芝居だと思った。

そういう作品だけあって、300年以上にわたって繰り返し上演される人気演目となっており、
当然たくさんの役者さんが演じているんだけど、それぞれに持ち味があり微妙に演出などが
変わってくるわけで、その中でも“澤瀉屋型”と“音羽屋型”が有名。
今回は、主役の源九郎狐を演じる海老蔵クンの希望により猿之助丈直々の指導のもと
最後の見せ場である“宙乗り”までチャレンジする“澤瀉屋型”(猿之助型?)での上演。
男性って、割と高所恐怖症の人が多くない?
宙乗りを見るたびに「この人は大丈夫なんだろうか雫」と心配になってしまうよ。(笑)
てゆーか、特に高所恐怖症でなくても、あんな不安定な状態で下にお客さんがいるのを
見おろしながら吊られてゆくのは、それだけで相当な恐怖だと思うんですけど。。。爆弾
しかも、この海老蔵狐、嬉しさのあまり!?途中で体をビュンビュン揺らすんだな、これが。びっくり
お客さんは大喜びで拍手喝采だけど、アタシゃ気が気じゃなかったよ。どくろ雫

お芝居は、身を隠している義経の元に家臣である佐藤忠信が訪ねてくるところから始まる。
以前に静御前の危機を忠信が救ってくれたことがあり、褒美として義経
“源九郎”の名を与え、そのまま静御前の身を忠信に預けていたので
「静は元気か?」と聞くが、忠信は「そんな出来事は知らない」と答える。
それどころか、病気の母を見舞うため故郷に帰っていて、そこで自分も破傷風が元で
命が危ぶまれるような状況にあり、やっと回復してここへ来たと言う。
義経はおかしなことを言い出す忠信を疑い、怒って駿河次郎亀井六郎を呼び
訊問させようとすると、そこへ「静御前を連れて忠信がやってきた」という知らせがはいる。
目の前に忠信がいるのに、また忠信がやってきたと言われ、困惑する一同。
静御前は、義経からその話を聞くと「そういえば、はぐれた時に鼓を鳴らすと
忠信が姿を現した」と言い、義経は「その鼓を手がかりにコトの真相を確かめてくれ」と
そこにいる忠信らを連れて奥へ入ってゆく。
ひとり、鼓を打ち鳴らしながら様子をうかがう静御前
今回も義経には段チャン、そして静御前笑三郎サンという澤瀉屋コンビ♪

ここで、第一の見せ場である狐忠信の登場!
そうです、わざわざ花道にスポットが当たり、奥から「出るよ!」と声がかかる、あのシーン。
わかっていたのに、知っていたのに、ついうっかり振り向いちゃったんですよね~、花道を。
「あっ!?」と慌てて舞台に視線を戻すも、時すでに遅し。爆弾
どこからともなく現れた狐忠信が、ちゃっかり舞台中央で得意げにこちらを見てる。泣き笑い
クソーッ!! またしても、やられたよぅ~。(>_<)
次は絶対に見てやるからぁー!!と、しばらく悔しさを引きずりながら物語は進む。

「何故、忠信になりすますのか」と静御前に問い詰められ、観念した偽忠信
「実は自分は狐で、その鼓は両親なのだ」と打ち明ける。 
だけど、自分のせいで本物の忠信に迷惑をかけてしまったし、故郷へ帰れという
親狐の声が聞こえたので、そうすることにしたと消えてしまう。
その話を聞いていた義経は「鼓を子狐に返してやろう」と、静御前にもう一度
呼び戻すように言うのだが、いくらたたいても何故か鼓からは音が出ない。
肉親との縁の薄い自分と子狐の境遇を重ね合わせ、静御前と涙にくれる義経

ここで第二の見せ場、天井裏からスルリと降りてくる源九郎狐
う~ん、去年の右近狐は本当に見事な軽業ぶりに「おぉー目きらきら」となったが
やっぱり体の大きな海老蔵狐には、ちとキツイかな?みたいな。^^;
いや、お見事でしたよ? でしたけど・・・ゴメン、やっぱ右近狐が強烈なもんで。(≧▽≦)ゞ
他にも、全体的に狐としての動きは「もう一息雫」という印象でした。
欄干につかまって地面から飛び上がるところとか、勢い余って(?)裾が
天井部分に当たってたし。(おぃっ爆弾)
例の“グルグル廻る”やつも、もっと早く廻ってぇ~って思っちゃった。(^0^ゞ
義経から鼓をもらい、嬉しさと愛しさで鼓にスリスリする様子も、右近狐は
本当に可愛らしかったんだよね~。 小柄だから?(笑)
でも、海老蔵狐の表情は好きだな♪
ちょっとコケティッシュなイタズラっ子っぽい感じで、あんな顔見せられたらたまんないぞ♪うっしっし

鼓をもらい喜ぶ源九郎狐が、夜討ちをかけようと企んでいる悪僧を館に引き入れ
翻弄するところは、『鑑賞教室』で観たときには意味がわからなかったんだけど、
今回の流れでよくわかりました。
この時も、木の陰で僧たちを手先で操る源九郎狐の早替わりが楽しめるし、
僧たちの目を見張るようなアクション(?)も、思わず息を呑む迫力!目
話が前後しちゃうけど、義経が我が身と源九郎狐の身の上を重ね合わせて嘆くところも
今回のお芝居ではちゃんと理解できた。 成長したな、アタシも。(^m^)ふふっきらきら

あと、ひとつどうしても気になっているのは、狐であることを明かす時のセリフ。
独特の言い回しで、不自然に語尾を延ばしたり早口になったりするんだけど
あれは笑っていいとこなの?? 
ほとんどのお客さんは笑うんだけどさ。  そういうもの??





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Last updated  Nov 19, 2006 09:35:43 PM
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