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☆らびあんろーず☆

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 jst@ Re:天野喜孝【マニエラ】-上野の森美術館-(05/05) ドグラ・マグラ表紙は、米倉斎加年氏では。
 いるかと言う昔はえるしえろと申すものです@ Re:嬉しいことがあった日は。。。 連絡つかないのがなんとも…
 らび☆ミ@ >いるかさん♪ お元気そうな近況、何よりです。(笑) …
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Jan 16, 2007
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段チャンがこの舞台をやると初めて知ったとき、正直「何で??」と思った。
歌舞伎以外のことで《朗読劇》などはやっていたけど、まさか一対一の
《ストレートプレイ》の舞台に立つとは思ってもみなかった。^^;
今回はたった1回しか観劇できなかったけど。。。それでも確信しちゃったわ。
やっぱり、スゴイ俳優さんなんだなぁ~きらきらって。
あんなに自然に、あんなにリアルに、感情や気持ちの変化を細かく表現するなんて
そこまでやってみせるなんて、想像してなかったから。
だって、〔ピーター〕だったもん。 段チャンが、もぅ〔ピーター〕自身。

最初は“お芝居”として見ていたはずが、目の前で繰り広げられる2人のやり取りを
息を詰めて見守るうちに、通りから聞こえる喧騒や人のざわめき、向こうの枝で
さえずる小鳥、頭の上を飛んでゆく飛行機も、本当に見えていた気がする。
いつのまにかアタシも、まさに“あの場所”にいた。


『動物園物語』は、ジェリー貴水博之〕とピーター市川段治郎〕の会話だけで展開する。
ふたりが出会うのは、N.Y. 《セントラルパーク》の、とあるベンチ。
いつものように休日の午後をお気に入りのベンチで、お気に入りのパイプをふかし、
お気に入りの本を読みながら過ごすピーター。 自分だけの至福のひととき♪さくら
しばらくの間、穏やかで静かな時間がパイプの煙と共にゆっくりと流れる。
このとき、段チャンは本当にパイプをふかしているのよ♪
何ともいえない甘~いほのかな香りが漂ってきて、ひそかに感動。ぽっ

そこへジェリーが現れて、最初は少しためらいがちに、だけどある確信を持って
ピーターに近づき、顔色をうかがうように話し始める。
「動物園に行ってきたんだ」と。。。
まぁ、普通によくある光景。 挨拶を交わし、ちょこっと雑談するなんてよくあること。
ピーターもそう思ったんだよね。 だから気軽に受け止めて。
でも・・・ジェリーにはわかっていたんだね、きっと。。。

ストーリーを説明するのは簡単。 
いや? この場合は“難しい”って言った方がいいのか??爆弾
だって、観る人によって捉え方や感じることが全然違うはずだから。
文字で表すとすれば
『機関銃のように、自分のことをひとり喋りまくるジェリーと、
最初はそれなりに聞いているけど、段々苛立ってきて感情をあらわにし始めるピーター
不愉快になり帰ろうとするピーターを、さらに煽り立てるような言動で挑発し続け、
ついにピーターに自らのナイフで刺されるという目的を遂げてしまうジェリー。』
と、いったところでしょうか。雫

でもね、このジェリーの話ってのがまた、とんでもないんだ。(笑)
言ってみれば“身の上話”のようなものなんだけど、始めの頃こそ多少の興味を持って
聞いていたであろうピーターの顔から徐々に愛想笑いが消え、時折、苦痛ともとれる
歪んだ表情や、何かを思い詰めたような顔に変わってゆく。
それでも、そんなのまったくお構いなしに喋りたてるジェリー
「えぇぃ、うるさいぃぃっ!!いなずま
と、ドコゾのドナタさん(笑)なら一喝してますわね、きっと。あっかんべー

今回は演出がとても凝っていて、舞台上が《セントラルパーク》になっている。
って、これだと「え?普通じゃん?^^;」と思うだろうけど、つまり全員が
《セントラルパーク》に、舞台の上にいるのだ。 
真ん中の、芝生とベンチがあるところをグルリと取り囲む形で客席がセットされ
ふたりのやり取りを観ることができるようになっている。

アタシの席は、“ピーター様お気に入りベンチ”の真横。グッド
狭い空間なので、目の前のベンチに座っている段チャンピーター
一挙手一投足が、まぁ良く見えること、見えること音符目ダブルハート
最初に舞台の奥から登場し、パイプに火を入れ吸い始めるときの頬の動き、本を広げて
文字を追っている視線、左の薬指に光る指環、腕時計の文字盤まで、とにかく
どんな段チャンも見逃すまい!と。(笑)
普通はセリフを言う人に視線がいくものだけど、アタシはジェリーが喋ってるときの
ピーターの反応が知りたくて、ひたすら段チャンをガン見。目ダブルハート

それで、気付いたの。 
段チャン、いやピーターが、徐々におかしな方へ引きずられていく様子が、
とても自然でリアルだったこと。
愛想笑いのはずなのに、あのクシャクシャ~って笑う“素”の笑顔を見せたり、
苛立ちが貧乏ゆすりに表れてたり、本を持っていたときの白くて綺麗な手は
ピーターの感情そのままに段々赤味をおびてゆき、ベンチの取り合いで
言い合いになった頃には、耳や頬と共にかなり赤くなってた。
思わず声を荒げる息遣いや、そんなふうになってしまった自分を諌めるような焦燥や、
それでも無理して笑おうとする心の葛藤が、そのままそこにあった。
ジェリーの苦しみは・・・わかる。 きっと、そういうのってみんな持ってるから。
でも、一見どこにでもいそうなピーターみたいな人こそ、本当の心の内を
誰にも悟られまいとして、孤独で、わかってもらえないんじゃないかな・・・と、
目の前でもがくピーターを見ていて、ふとそんなことを思ったりした。
ジェリーを刺してしまった後、芝生に倒れこんだまま起き上がらないピーター
ピーターに刺されたことに感謝し、優しい笑顔を見せるジェリー
「人が来るから、早くどっか行って」と言われ、さっきまでとは別人のように表情を失い、
思考も止まってしまったかのようなピーターの最後の顔が忘れられない。。。


お互いに、「目をつぶると相手の顔が浮かんでくるハート(手書き)」と言ってたくらい、
このお芝居には並々ならぬ入れ込みがあったと思われるのだけれど(笑)
“ベンチの取り合い”はホント子供のケンカ丸出しで爆弾 何かすっごい可愛かったなぁ♪
「いいオトナが~。何なのぉ?雫」って思うようなことを、あんなふうに
一生懸命やられちゃ(爆)もぉ~たまんないっつーのっ!泣き笑いダブルハート
あと、ジェリーにビンタをくらい(あぅっ!)髪の毛をグシャグシャグシャってされた
段チャンピーターの乱れ具合が、らび☆ミ的に超~萌えどきどきハートポイント♪ ←Mか!?(自爆)





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Last updated  Jan 21, 2007 02:48:34 AM
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