|
テーマ:暮らしを楽しむ(384390)
カテゴリ:健康
振動していない携帯電話が、振動しているように思える錯覚のこと。 携帯電話をポケットなど体に触れる場所に入れて持ち歩いていると、 携帯電話が振動したように感じる。 ところが実際に手にとってみると、どこからも着信が無い。 この現象が、ファントム・バイブレーション・シンドロームである。 これは携帯電話のバイブレーション機能に慣れたユーザーであれば、 誰でも起こりえる現象で、 電話機の着信に対して神経質になっている時ほど 経験しやすいと言われている。 ファントム・バイブレーション・シンドロームに 初めて言及したのはカナダのスティーブン・ギャリティ氏で、 その後、行動心理学、認知学などの方面から研究が行われた。 その結果、この現象は、 人間の脳が携帯電話の着信と振動を学習することで、 振動に対して敏感になり、 ありもしない振動にも反応するという メカニズムであることが説明づけられた。 最近は電車などの公共交通機関内では、 着信音を鳴らさないマナーモードが推奨されており、 バイブレーター機能に頼る人が増加している。 そのため、バイブレーションに慣れた人々の中には、 潜在的なファントム・バイブレーション・シンドロームは かなり多いと予想される。 ( 佐橋慶信 ライター ) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年03月24日 11時27分34秒
コメント(0) | コメントを書く
[健康] カテゴリの最新記事
|