灰谷健次郎の心
名前こそはよく知っていましたがあまり有名すぎて読まずに満足していた作家。神戸市出身の児童文学作家で、昨年十一月、食道がんのため七十二歳で亡くなった灰谷健次郎さんが家族らにあてた遺言書が二十一日(7/21-10/30)、神戸文学館(同市灘区王子町三)で始まる企画展で初公開される。刻々と近づく最期の時を見据え「野の蝶(ちょう)やトンボのような生死でありたい」と希望。「一足お先に 感謝をこめて」と結んだ。淡々とした別れの言葉に、近しい人々をいたわる熱い思いがにじむ。(神戸新聞ニュースより)灰谷健次郎さんの“生き様死に様”に感銘を受けました。故人の遺志で、葬儀告別式も行わず喪主もおかなかった。灰谷健次郎さんの遺言書 神戸で初公開 兎の眼 太陽の子