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カテゴリ:うさぎのイチオシ☆
映画「IT」 こんなピエロを見た事ありませんか??
メイン州に住む、7人の子供達に襲う謎の怪物「IT(あいつ)」。恐ろしいピエロの殺人鬼。正体は下水にすむ大きな毒蜘蛛。子供達は助け合ってやっつけるのですが、大人になってからも「あいつ」が現れた!!… 自分が子供の頃に観てしまうと、「ピエロ」で有名な某ファーストフード店のCMを見ると泣き叫んでしまいそうな仕上がりですが、実はこの映画、ただのホラーではなく、心理学的な要素を抽象した映画なんです
7人の大人達は、それぞれ「何か」心に引っかかっている事があります。 これらの事は、誰もが持っている、「大人になる過程で、誰か周りの大人が絶妙なタイミングで助けてくれる事によって克服できる傷」なんだそうです。 でも7人には、絶妙なタイミングで助けてくれた大人はいませんでした。 「IT」とは生き物とみなさない、「あれ」「それ」位の意味です。 つまり、この映画の「IT」と呼ばれるピエロは、殺人鬼でも毒蜘蛛でもなく、7人の心の中にある「克服できなかった物」なんです その証拠として、周りの人にはITの姿は見えません。 大人になった7人のうち、ITに殺される人物が出てくるのですが、彼の死に方は、「ITがまた来た!」という友達の報告に脅えているシーンからしばらく飛んで、浴槽の中で手首を切られ、血文字で「IT」と書かれた状態で発見されます。 でも、彼は「ピエロ」に殺されたのではなく、手首を切った(つまり自殺)です。「IT」なんて単語は、壁に倒れた拍子に偶然引きずってついたのでしょう。(作中ではどういう風にでも取れるようになっています) でも、彼は傷を克服せずに自殺→つまり、心の中の克服できない物に「殺されてしまった」事になります。
話の最後は勿論ハッピーエンドです無事彼らはIT、「心の中の克服できなかった物」を倒します。 最後自転車で走るシーンは、「追いかけてくるピエロ(IT)を撒いた時の自転車に乗って、君の心の傷も消そう!」という意味です(見た人にしかわかりませんね) 「大人になる過程で~…」というのは、フロイトの本にもついている、有名な心理学なんだそうです。
「そんなはずはない」と思いつつ、彼を信じて借りてみてみると…あきれる程のコメディー! うさぎは一つ、心の中のITを倒しました
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