鹿肉、猪肉、ヘビに骨
先週の日曜日に、化石同好会の例会で、八代市の矢上岳に息子と二人で行ってきました。古生代の石灰岩の地層で、熊本では最古の地層。古生代のアンモナイトが見つかるかも!ということで行きましたが、なかなか見つからなくて、同好会の方が採集されたのを見せていただいたら、小さくてとてもきれいなアンモナイト。古生代には、この山の上まで海だったのね~と思いました。山中ですが、化石採集はこういう大きな岩がごろごろしたところを登っていきます。普通の山登りよりハードかも。でも化石のためならなんのその!80歳のお年寄りだって、岩の上をひょいひょい登っていかれます。さて、山に入るといろいろな楽しみがあります。今日はヘビ2匹に遭遇!博物館の学芸員の先生や博物館ボランティアの方々と一緒なのでその場でヘビの種類や「毒がある・無し」を教えてもらえる。2匹のヘビのうち、一匹は、ちょうどトカゲを丸のみにしようとしていたところで人間が来たのでトカゲは尻尾だけ切って逃げて行ったところでした。ボランティアの方が「あ~あれはシマヘビ。毒はないから大丈夫。」と教えてくれました。もう一匹のヘビは獲物を狙っていたのか、息子が見つけたときは、微動だにしませんでした。学芸員の先生が「あ~これはヤマカガシ」とすぐに解説。「えっ!あの毒を持ってるやつですか!」と本物を見れて、息子も大喜び!次には息子、道端で骨を見つけ、それを見てまた学芸員の先生が「これはシカの脛骨(けいこつ)、こっちは胸骨(きょうこつ)」とすぐさま解析、おおお~bonesみたい!!人間の体でいうとこのへんです、と説明してくれ、みんなで「結構大きいですね~。」と感嘆しました。良く見ると、結構骨が散らばっていた。野犬に引きずられたりしたのかも。学芸員の先生は、今、1メートル70センチのスナメリの骨格を組み立ておられるそうで、近々博物館で公開されるようです。一昨年のサメ展で、シュモクザメの模型を作ったのもこの先生。その過程も息子は見学させてもらってました↓過去日記「サメと化石と私」http://plaza.rakuten.co.jp/mesenfants/diary/200706240000/海洋生物には、サメなど古代からの生き残りが多いので地学担当のこの先生がなさっているのかな。骨を見ると、なんでも一目で「○○の骨のどの部分」と説明されるので、ありとあらゆる生物の解剖をされてるんだなあ、と思った。そうこうしながら山を歩いていると、本物のハンターの人に遭遇。トラックに猟銃を乗せたハンターは、ヘッドフォンマイクをして、とてもきれいなイントネーションで標準語を話す地元民とは思えない洗練された男性でした。聞くとイノシシの駆除だそうで、化石採集にこの山の奥のどこどこへ入ってきました、というと「ああ、あそこは姉が管理しているところ。」と言われたので、本当に地元の方のよう。しかし、危機一髪!山中の草むらで一人で化石採集してたら、もしイノシシと間違われて撃たれるところだった。ゾゾッ(汗)流れ弾にもあたらなくてよかった(スリル満点…)「よく聞くのは、山菜狩りで山中でイノシシと間違われて撃たれる話ですよね~。」と歩きながら話すと、ほかの会員の方が「本当、団体行動してて良かった。」と。すると、学芸員の先生が「最近は、ハンター同士が間違って撃ってしまうこともあるから、ああしてヘッドフォンマイクで連絡取り合ってるんでしょうね。犬を連れていなかったから、山の反対側に犬を連れたハンターがいて、あの人は追い込まれたイノシシを待ち伏せする役なのかもしれないですね。」と言われてた。そうなのか、と思っているうちに山中から犬の鳴き声が聞こえ、「ほら、早速猟犬の声がした。イノシシを発見したんでしょう。」と。息子は、今日本当の猟銃を初めて見たし、銃声は聞かなかったけれど、猟の様子を先生の解説でイメージすることができた。深い山中に一人で入ることの危険さも理解できたよう。さて、化石採集を終えて、里に降りると、そこには道の駅。さっき目にしたシカの骨も、頭蓋骨と角は、道の駅で展示販売されているようでした。また、駆除されたシカ、イノシシは食材となり、道の駅の売店で販売されてたり、レストランの食材となっていました。化石採集の帰り、化石同好会の人たちと一緒に、道の駅のレストランで、早速鹿肉・イノシシ肉を使ったお料理をいただきました。息子が頼んだイノシシ肉の肉うどん。肉が分厚く切ってあり、脂肪のところがサクサクしていてとても美味しい。クセなど全くなく、脂っこくないけれど濃厚な味。私が食べたのは鹿肉のかつ丼。牛肉のような歯ごたえ、でも固くなく、味は淡白でクセがなく、とても食べやすく、美味しかった。ああ~満足!息子と、今日は楽しかったね、化石も(ウミユリなどだけど)採れてヘビも2匹見て、ハンターにも遭って、シカの骨も見て、最後にはシカとイノシシ食べて大満足!!山は楽しいね~!と話したことでした。いろんなことを実体験出来たのが楽しかったようです。しかしながら最近櫻井翔くんがなで肩でリュックが落ちて大変だという話を聞いてから、息子が「おれってなで肩?リュック落ちてくるんだけど。」とリュックを肩から落とす真似をするので「そこまで翔くんの真似するか!」と突っ込む母なのでありました。野生のイノシシは焼き肉がいちばん牡丹鍋じゃもったいない北播磨・夢前の子イノシシ肉・焼肉用...ジビエに挑戦!キメ細かな赤身肉で柔らかい肉質と淡白であっさりとした味わい♪【g確定】ニュー...