IRON MAIDEN編 1
N.W.O.B.H.M. シーンから出てきたイギリスの超鋼鉄バンド。スティーヴ・ハリス(b)を中心に、デイヴ・マーレイ(g)、ポール・ディアノ(vo)、クライヴ・バー(dr)、デニス・ストラットン(g)で、’80年デビュー。現メンバー Steve Harris (b), Bruce Dickinson (vo), Dave Murray (g), Nicko McBrain (dr), Adrian Smith (g), Janick Gers (g)。 IRON MAIDEN (1980) 95p 1st。現代HMの原点。「へヴィーメタル」というカテゴリー名は、“ブルーオイスターカルト”がデビューする際、プロデューサーが、他のバンドととの差別化を図る為に命名したそうな。でもやっぱり、“HM=IRON MAIDEN”が、しっくりくるよね!これを聴かずしてHMを語るべからず!#1 Prowler,#2 Sanctuary,#4 Running Free,#5 Phantom Of The Opera,#6 Transylvania,#9 Iron Maiden,など、IRON MAIDENを語る上で欠かせない楽曲ばかり収録。捨て曲なし! KILLERS (1981) 92pデニス・ストラットンが脱退。新ギタリストとしてエイドリアン・スミスが加入。前作に続き、重金属な攻撃曲の応酬に興奮させられた。荒削りながらも、ドラマティックな展開の妙は流石です。#1 Ides Of March,#2 Wrathchild,#3 Murders In The Rue Morgue,#7 Killes,#10 Twilight Zone,#11 Drifter,など、1stと甲乙つけ難い楽曲ばかり。 THE NUMBER OF THE BEAST (1982) 92pこの音こそ“IRON MAIDEN !”という確固たるサウンドを示唆した、ブルース・ディッキンソン(vo)加入の3rd。ライヴではやらない名曲(何でだ?)#1 Invaders,初期のライヴの定番#4 22 Acacia Avenue,今でも定番の#5 Number Of The Beast,#6 Run To The Hills,#9 Hallowed Be Thy Name,など、いい曲たくさん入ってます。捨て曲なし。 PIECE OF MIND (1983) 97p僕が中学生の頃、IRON MAIDENに初めて触れたアルバム。3連のザクザクリフ、スティーブ・ハリスのバキバキベース、エディーのジャケット、これらから受けたその衝撃度は図り知れない。パープル、ツェッぺリンでHRの世界に踏み出した頃、レコードレンタルショップでジャケ借りしたのを、今でも鮮明に覚えているし、一生忘れられないアルバムだ。何度もコピーした#1 Where Eagle Dare,#2 Revalations,#3 Flight Of Icalus,#5 Trooper, など、僕の中では傑作アルバム。クライヴ・バー(dr)脱退、ニコ・マクブレイン(dr)加入。POWERSLAVE (1984) 96pメイデンの最高傑作と挙げる人達が多い5th。このアルバムについて語るものはないだろう。HM屈指の名曲#1 Aces High,を筆頭に、#2 2 Minutes To Midnight,#6 Back In The Village,#7 Powerslave,#8 Rime Of The Ancient Mariner,など、僕も狂喜しながら聴いた。 LIVE AFTER DEATH (1985) 95p2枚組ライヴ盤。一時はコレと、このライヴビデオばっかり見て、メイデンのライヴに思いを馳せた、僕の中では重要な位置を占めるアルバム。 SOMEWHERE IN TIME (1986) 93pこの頃ちょい流行ったシンセギターを導入し,エディーは未来まで行っちゃった6th。そして遂に、このアルバムのツアーで念願のライヴに参戦!#1 Caught Somewhere In Time,で幕を開けたステージは、やっぱ最強でしたね!完全燃焼させてもらいました。アルバムの方も、シンセが、どうとかポップになったとか当時、問題にされた方もいますが、僕的には、全然問題なしですね。#2 Wasted Years,#3 Sea Of Madness,#4 Heaven Can wait,#5 Loneliness Of The Distance Runner,#6 Stranger In A Strange Land,#7 Deja Vu,#8 Alexander The Great,など全曲、どこを切っても“Iron Maiden Sound”だ! SEVENTH SON OF A SEVENTH SON (1988) 97pこれまでの集大成ともいうべき最高傑作!起伏に富んだドラマ性、各パートにおける扇情力、アルバム全体から受けるアグレッシヴなテンション、等どれもトータル的にバランスの取れた素晴らしいアルバムだと思う。まさにメイデンサウンド炸裂!といった感じの#1 Moonchild,#4 Evil That Men Do,プログレッシヴなドラマティックチューンで新境地を見せてくれた#5 Seventh Son Of A Seventh Son,など、どの曲も完成度が高いです。若干#3 Can I Play With Madness,が気になりますが、まぁ良いとしましょう。