2005/05/15(日)17:06
メタル・ゴッド・福岡降臨
行ってきました。ジューダス・プリースト。17:00開場で2時間も早めに行ったがすでに並んでおりしかも観客の数にビックリ。
前方に並ぼうと思ったがチケットの整理番号順にちゃんと並ぶように設定されていて私は849番だったので800~1000の前方の方に並んだ。
整理番号は1400番まで続いており、その後方に2階席の連中が並んでいる。観客は明らかにざっと見ても800~900人はいるだろう。
福岡のメタルファンがこの鋼鉄神を見届けようとスーツ姿のサラリーマン風がいたりロックテイスト風がいたり年代層は20歳代~50歳代とさすがに広い。
17:00開場だったが調整が遅れて17:30開場入り。中はすでに多すぎてグッズやドリンクを買うのにも並ぶ。
ステージ開場に入ったがすでに後ろまで観客が来ていて満員に近い状態である。今までこのZEPPにこれだけの観客の数は見たことがなかった。
僕はなるだけ前で見ようと思い割り込んでいこうとするが前の方は寿司詰め状態で仕方なく真ん中辺りで見ることにした。
観客は開演時間前から盛り上がりを見せる。「開演に関しての注意」のアナウンスが流れているにも関わらず手拍子で早く出て来いとあおる。
そして、開場のライトが消え数分後「THE HELLION」のイントロが流れると一気に最高潮まで昇りつめたような盛り上がりを見せる。
ステージのセットの中央の上に現れるロブ。それを観瞬間体の中に衝撃が走ったような感覚に襲われる。
明らかに他のメタルバンドとは違いメタル・ゴッドというオーラみたいなものが5人のメンバーから放たれている。
ロブはセット両端にあるジューダスのロゴの入った白いフラッグをつかみながら身体を振り力強く「A Touch Evil」を歌い上げる。
ライトが消え、NEWアルバム「エンジェル・オブ・レトリビューション」の「JUDAS RISIG」のナンバーが流れロブがセットの下から上に1人乗りのゴンドラに乗って登場する。ゴンドラの真ん中には赤く燃える炎の電飾が飾られている。
観客はヒートが揚がりっぱなしだ。10曲目の「Breking The Law」になるとロブがサビのところで観客にマイクを向ける。観客はそれに合わせてシャウトする。私もちょっと風邪でのどを痛めていたが精一杯「Breking The Law」と何回もシャウトしてこの瞬間を味わう。
ロブは銀1色のジャンバーを羽織ってセット全体を端から端まで移動し時々その場で回転したりしながら結構動き回る。銀1色のジャンバーにライトが当ると銀色が金に光り輝いているように見える。
ロブが「HM GOD IS back!!」と叫ぶと「ウォー」と歓声が上がる。そして、ロブが「YEAH!! YEAH!! YAH!!」と叫びそれを後に繰り返すように観客にマイクを向ける。
それが数回続く。途中でリズムを変えそれに観客は正確に応える。
そして、B!誌のロンドン公演のセットリストと同じと思って私も観ていたのだが何と「EXCITER」のナンバーが流れたのだ。これには驚いたというか福岡でこれが聞けると思っていなかったので感激。
後で考えるとライヴが終わった後、最後まで会場に残っているとセットリストをもらえるはずだが帰ってから時間が経ってもライヴの余韻が残っていてそんな事すっかり忘れてしまった。
アンコールでのハーレーに乗っての登場。そして、もう1つ印象に残っているのはロブ自身がトラヴィスの所まで歩み寄り「LIVING AFTER MIDNIGHT」のナンバーでドラミングしたのだ。これにはちょっと驚いた。
ライヴ全体の印象としては今年のライヴの最高のものになるだろう。いや恐らく今までの観てきたライヴ、そしてこれから先に見るライヴの中でもこれほどまでにメタルのライヴ
というものがどういうものなのか改めて実感したというかそこには他のメタルバンドを寄せ付けない唯一無二のバンド「ジューダス・プリースト」が間違いなく存在するという事である。
そしてこれから先も「ジューダス・プリースト」を超えるバンドは現れるわけないし、真似できるわけでもない。
その事は世界中のメタル・キッズが知っている事だしましてや他のメタルバンドも思っていることだ。「ジューダス・プリースト」がこの世に存在しなければHMというジャンルはなかったのかもしれないのだ。
当然、私達メタルファンもメタルという音楽にはめぐり会えなかっただろう。
私はそういう意味で「ジューダス・プリースト」に「サンキュー。」と声を大にして言いたい。
「この時代に生まれそして『HR/HM』という音楽に出遭わせてくれた。」「ありがとう。ジューダス・プリースト。そしてこれからもずっとメタルを愛し続けるよ。」
"METAL FOR LOVER!"