テーマ:五輪真弓(26)
カテゴリ:J-ポップ
五輪真弓/ベスト・コレクション アルバム「少女」でセンセーショナルなデビューを飾った五輪真弓。"和製キャロル・キング"と呼ばれた彼女はアダモとの共演、東南アジアでのヒットなど、国際的にも人気を博した日本が誇るアーティストです。美空ひばりもカバーした大ヒット曲「恋人よ」をはじめとする、五輪真弓の聴き継がれるべき愛の歌を一枚のアルバムに凝縮。 国境を越えて風のように歌い続けるシンガーソングライターの生きた証し 70年代の音楽シーンは女性アーティストが作ったと言っても過言ではない。それまでの歌謡曲のような男性作家が書いた女性歌手の歌ではない、女性ならではの歌。そんな新しい時代を開いたのが女性シンガーソングライターである。五輪真弓こそ、その先駆けだった。1972年10月に発売になったデビューアルバム『少女』は、その歴史的な一枚となった。何しろ、当時ビルボード誌のアルバムチャートー位を独走していたキャロル・キングが参加、海外旅行すら珍しい時代に、一カ月間もロサンジェルスに滞在するという長期レコーデイング。更に付け加えれば、彼女のためのレーベルからの発売という異例づくし。デビューアルバムはいきなりチャート6位という華々しい登場だった。彼女の“異例"はその時だけではない。76年からはフランスにも腰を据えるようになり、80年代初めにかけて6度もフランスに波っている。アメリカ志向の強かった時代に、パリの香りを備えた作品を発表し続けたのも彼女だけだ。日本でのコンサートも、パルコ劇場でのロングラン公演という、通常の枠を超えて文化性の高い大人の空間を作り出していた。80年の大ヒット「恋人よ」は、そんな積み重ねを経て生まれたラブソングだった。欧米だけではない。今でこそ当たり前になったアジア公演のはしりが82年1月の香港スタジアム公演だった。アジアの音楽シーンに“シンガーソングライター"という言葉を広めたのも彼女である。彼女の音楽人生は、自分のアイデンティティ探しでもあったのだと思う。日本からアメリカ、フランス、更にアジア。万葉集を題材にしたこともある。そうやって時代を駆け抜けた後、84年に結婚。出産を経て、再びツアーを開始したのは86年だった。(田家秀樹) 「密会」、「熱いさよなら」、「時計」、「他人がえり」、「真夜中のラブソング」、「抱きしめて(愛は夢のように)」、「野性の涙」、「恋人よ」、「問わず煙草」、「ジグソーパズル」、「リバイバル」、「運命(さだめ)」、「夜汽車」、「残り火」、「さよならだけは言わないで」 五輪真弓 CBS SONY(CBSソニー) 30DH-411 購入年月日:1991年4月5日(ブックバーン鵜沼店) J-POPランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.15 09:31:34
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