音楽三昧＋α

 

4月23日はピシンギーニャ(ブラジル:ショーロ演奏家､作曲家)の誕生日(1897年)

　ピシンギーニャ（Pixinguinha、1897年4月23日 - 1973年2月17日）は、ブラジルの作曲家、演奏家、編曲家。本名はアルフレド・ダ・ホーシャ・ヴィアーナ・フィーリョ・ジュニオール（Alfredo da Rocha Vianna Filho, Jr.）。19世紀のショーロ作曲の先駆者たちからの伝統とアフロ・ブラジリアンの様式を受け継いだ音楽活動を行い、1928年に作曲した「カリニョーゾ（Carinhoso）」はブラジルの第二の国歌と言われるほど愛されたほか、「1X0（Um a Zero）」などの代表曲を生み出した。ショーロを一つのジャンルとして大きく開拓した彼は、その性格とアイデンティティ故に賞賛を受け、1950年代末に創生されたボサノヴァにも影響を与えた。

オルケストラ･ピシンギーニャ/ピシンギーニャ生誕100年

　オルター･ポップでお馴染みのオルケストラ･ブラジリアが､ピシンギーニャ生誕100年を記念して､オルケストラ･ピシンギーニャとして8年振りに帰ってきた｡ピシンギーニャの名曲からスコット･ジョプリンのラグ･タイムまで､ブラス楽器の暖かい響きと跳ねるビートが､ポピュラー音楽の根源的な楽しさを教えてくれる｡踊って良し､聴いて良し｡世界最高のブラス･バンドは､世界最高のダンス･バンドでもあるのだ｡

　プロエーザス･ド･サローン(Proezas Do Solon)

　ベンゲレー(Benguele)

　彼をつかまえろ(Segura Ele)

　私は生きてゆく(Vou Viendo)

　ウルバタン(Urubatan)

　カヴァキーニョの思い出(Saudade Do Cavaquinho)

　ヴァガンド(Vagando)

　エンターテイナー～覚えているよ(The Entertainer / Ainda Me Recordo)

　インジェーヌオ(Ingenuo)

　ナナンのお祭り(Festa De Nana)

　鉄道のマシーン(Maxixe De Ferro)

　シナの木～チューバの中に猫がいる～マドリッドの闘牛(China Pau / Tem Gato Na Tuba / Touradas Em Madrid)

　　オルケストラ･ピシンギーニャ

　解説:田中勝則

　KUARUP(メタ･カンパニー)　KCD-079(BSPCD-413)

　発売年月日:1997年1月26日

　購入年月日:1997年4月15日(帝都無線紀伊国屋店)