エアコンの「2027年問題」
2027年度から家庭用エアコンに適用される新しい省エネ基準が大幅に厳格化されることにより、安価なモデル(格安エアコン)が市場から消えたり、大幅に値上がり(3割以上高くなる可能性がある)したりする可能性を指します。「エアコンの2027年問題」内容を知らないと答えた人は約8割|格安モデルが市場から消える!?「エアコン2027年問題」って何?10万円の格安モデルが市場から消える?主な影響と背景格安モデルの販売停止: 経済産業省が定めた新基準を満たさない製品は、2027年4月以降、メーカーからの出荷や製造ができなくなります。現在販売されているエアコンの約7割がこの新基準に達していないという指摘もあります。価格の大幅上昇: 新基準をクリアするためには、より高性能な部品や高度な技術が必要になるため、製造コストが増加します。その結果、これまで5万〜7万円程度で購入できた低価格モデルが10万円を超えるか、製品ラインナップ自体がなくなる可能性が懸念されています。修理のリスク: 基準改定に伴い、古い冷媒(フロンガス)を使用した機種の部品供給が終了するリスクもあり、将来的に古いエアコンの修理が困難になる可能性も指摘されています。現在お使いのエアコンが10年近く経過している場合、2027年の規制強化前に買い替えを検討することが一つの対策となります。我が家のエアコンは日立の「白くまくん」で6年前の引っ越しの際設置。そういえば、日立自社でのエアコン「製造」は事実上撤退というニュースを見たことがある。家庭用エアコンの開発・製造を行う合弁会社(ジョンソンコントロールズ日立空調)の持ち分を、ドイツの自動車部品大手ボッシュ(Bosch)に売却することを決定。今後はボッシュが「白くまくん」ブランドをライセンス使用して開発・製造を継続し、日立側は販売やアフターサポートを担う形になる。低価格帯での競争が激しくなる中、基準クリアのためのコスト上昇分を価格に転嫁しにくい家庭用市場から、製造リスクを切り離した形と言えます。この再編の背景には、少なからず「2027年問題」との関係はあるかもしれない。