2007年01月の記事一覧 | 声萌！blog

B'S LOG 2007 2月号

商品名　：B'S LOG 2007/2レーベル：エンターブレイン原作者：--キャスト：--発売日：2007/1美男の殿堂アフレコレポです。あれ？なんで？と思ったら、そういえば美男の殿堂はエンターブレインから出ていたんですね。いやー中井さんがふつーでふつーで。こういうコメント読むたびに、この人ってＢＬしてないなぁ、と嬉しいんですよね。さらに今月号で発表になったファンイベントに、なななんと中井さんゲスト出演おめでとうございます！……え……び、B'S LOGのファンイベントに出演なさるの？中井さんが？なんで？すっごい違和感があるんですが…あ、オトメキがらみか…来月号ではBASARA祭の続報だそうですぞ。エンターブレインさんは天下のファミ通さしおいてBASARAはこっち優先みたいですから、ちょっと目が離せないかもしれないです。そしてなんとモモログさんで初回特典が既に品切れとの事！す、すごい。すごすぎる。ってか、あの初回特典がないのって…かわいそうだよ！姫攻めってアレだけでしょ！＞違う中井さんからキスを奪うなんて貴重…あ、いや、いつもはそっちか（笑）それにしても再入荷って、本編なのか、初回なのか…いつも優しい（処理はやや遅い＆混乱ぎみだが（苦笑））モモグレさん！なんとかしてあげてほしいです！

簡易INDEX消します。カテゴリ案内に

簡易INDEXをやめました。覚書のつもりでINDEXと二本立てしていましたが、割と最新情報を書くようになって、宙に浮く記事が出てきたので、トップにそれぞれのカテゴリをリンクする事にします。その後、基本的に評価は一般系とBL系INDEXに分けて追加していきます。

美男の殿堂

男に貞操もクソもあるかオラ、太夫、舌出せタイトル：美男の殿堂レーベル：バナナジュースカンパニー原　作　：神葉理世キャスト：名取淳哉／成瀬誠　　　　　殿下叶／遊佐浩二　　　　　姫野有祐／中井和哉　　　　　クリスティアン・ベルナドッテ／小野大輔　　　　　太夫郁実／宮田幸季　　　　　郡司将／中村悠一発売日：2007/1/19NK出演度（本編） ★★★★NKマニア度（本編） ★★★★NK出演度（フリートーク）　★★NKマニア度（フリートーク）　★★NKエロ度 ★その他の出演者 ★★★エロ度 ★★★★構成度 ★★★（＋初回特典分★）傾向謎の青年実業家な超絶美形大家×ミュージシャン希望平凡青年金髪碧眼の留学生×寿司職人見習い俳優希望純朴青年×腹黒ショタ受け総評フォークソングでミュージシャンを目指す名取は、リズム感がない上に一見秋葉系な２３歳。両親の反対を押し切って家を飛び出したはいいけれど住む場所さえみつからず、路上で歌っていた所を不良に絡まれてしまう。そんな彼を助けたのは「殿下」と呼ばれる、超絶美形の男。名取は殿下の誘いで彼の経営しているアパート「メゾン・ド・それいゆ」に入居する。しかし、家賃は「出世したら払い」のアパートの条件は、夢を持った”美しい”若者で…何やら怪しい感たっぷりの設定ですが、ドタバタラブコメ。ストーリーは４話構成で、プロローグ的な入居までの１話と、寿司職人見習いの通称「お姫」姫野君と「伯爵」ことスェーデン人のクリスの第２話、アパートきっての問題児太夫と（あだ名付けの張本人なのであだ名なし）と「将軍」軍司の第３話、最後にあだ名もめでたく「御前」と決定した名取と殿下の小話的なお話…という、正味３話オムニバスみたいな構成になっております。で、まずは帯をごらんください～ＣＤの帯に、キャスティングが紹介されているのですが、インパクト大！中井和哉（姫）うわーなんだこの、破壊力抜群な不似合い感。いや、ナマモノ萌えにはむしろ「でしょでしょ！」かもしれんが。そういう訳で、中井さんの役は二話の主役的なお姫こと姫野君。寿司職人見習いの姫野の店に現れた外国人。そいつは寿司の味を味わった後、俺のことをじっと見ていた。その翌々日、変な外人は姫野の入居するアパート「メゾン・ド・それいゆ」へ現れ、新入居者への祝いとして姫野が振る舞ったちらし寿司を「まだまだ未熟」と、面と向かって言い切る。（おまけに君は美味しそうなどとのたまう）激怒した姫は、変な外人こと通称伯爵に、旨いと言わせるが為に躍起になるが当の伯爵は、毎朝毎朝まかない係（家賃代わり）の姫の元へべったりラブコール。帰りが遅れたある雨の日も、傘を持って店まで姫を迎えに来てくれた。伯爵は店に、まかないに、そして仕事後も寿司の研究に打ち込む姫の身体を気遣うが、ついでに抱きしめキスまでしてしまい、またしても姫は女みたいに扱うなと大激怒。だが、その時触れた伯爵の身体が自分を求めていることに気づいた姫は、徹底的に伯爵を避けるようになってしまう。いつもはＣＤっていいなぁ、絵みなくていいから、とのたまっている私ですが、今回はＣＤの到着がやや遅かったので（メール便って４日もかかんのか）本当なら後から発売の、原作本（再録）を先に読んでしまいました。（予約だったのでこの順です）んー。これ、原作支持者は満足するのかなぁ。一読した自分でも違和感が。普段の皆さんはこんな感じなんでしょうかね。まず、殿下はもっとアホかエロか、ってくらい美形オーラむんむんな声の気がするんだけど割と普通。肩すかし。御前は多分妥当なのかな。いかにもＢＬＣＤ声なんだけど、もう少しギャグが旨かったらなあ。もっと普通っぽいのがよかった。…と思ってたら、ＢＬ的な役は初めてとか。あら、意外。ある意味うますぎたんですね太夫も、惜しい。太夫の醍醐味は媚び媚び美少年と腹黒なので、もっとはっちゃけてもよかったと思う。分かりにくいんだ演技が。将軍は、これでギリなのかな。もう少し逞しい感じかと思ったけど、クマ入るのを避けたのかもしれない。俳優やモデルだし。伯爵はねー。一番イメージと違った。もっとおフランスな感じかと思ったら（国違うし）なんかいい人っぽい。一番ガタイも良さそう。でも将軍よりもよさそうって、どうなの。実際は（計測値）そうでもイメージは違うんじゃないのかな。姫はね…（笑）伯爵と姫の話はもれなくバイオレンスで終わるんだけど、本来姫は華奢じゃないですか。鼻血吹いても足蹴にされても、ギャグじゃないですか。ボカスカ！あー！ひめのくーん！うるせえ！って。…ちらし寿司の後の伯爵がさ、すっげえ痛そうに聞こえるのよ。中井声怒号->流血だと。姫が、逞しいのよ。少なくとも拳は強そう。絶対に力負けしないよ。で、ちょっとバイオレンスが冗談じゃ済まない中井姫ですが、本編は無印美男のエピソード一個なので、ちょっと物足りない度高し。フリートークも、小野押しなので（ネタ的に）中井さん、初っぱなから喋る気なし。みんなそれなりにちゃんとキャラ感とか名前ネタとか振ってんのに…えー。甘い物好きな中井さんでもチョコレート炊き込みご飯はすごかったらしいけどもむしろ、小野さんが振ってくれた「麦藁海賊団の人を受けではなく、攻められるなんて！」の方が萌え。でも、久しぶりに中井さんらしいトークでした。ぶっちゃけ「こういうの苦手なので早くひっこみたいです」オーラむんむんな。最近中井さんがトーク慣れしてちょっと寂しかったので、たまにはこんなんもいいかなぁ＞歪んでるが、初回には特典がついておりまして！これがバレンタイン話と、ピクニック話。バレンタインの方は、姫は最初から伯爵を警戒してか予防線はっておくので直球萌えはなしですが、冒頭のチョコレート炊き込みご飯での悲鳴と、くやしそうな怒り声（職人ゆえの責任感？）が秀逸です。背後ですっごい暴力を振るわれてるのもいいかんじです。ＳＭ萌えはありか。＞そういう話じゃないだろ問題はピクニックですよ！ピクニック話は、この後発売される（であろう）続編に出る（であろう）クリスマスネタと正月ネタに展開される、大事な位置づけであります。そんな姫酒乱話なんですが、普段はくだらねえ、勝手に言ってろ、と半歩引いている姫だからこそ、積極的なのが美味しい。そして、その矛先が伯爵じゃないのが二度美味しい。時はＧＷ真っ最中。”そこらへん”の山へピクニックに出かけた住人達。そこで御前は毎年恒例らしい、太夫主催の王様ゲームに参加させられる。だが、食事中も酒を飲みまくっていた姫は既にできあがり、何時もと違って過激な発言。王様をひいたのはこのメンバーじゃ可哀想な将軍。いつもは常識派閥の姫も、今日は味方じゃないみたいです。当然のごとく太夫が迫る物の、姫に王様は指名不可と却下され、選んだ番号は太夫と御前。御前の拒否反応に激怒する太夫。仕方なく将軍は慌てて太夫をチェンジし、今度は御前と姫！いつもと違い、迫力満点な姫は（色気はない）御前に迫るが、伯爵の必死の妨害にあって番号総入れ替え。当然残るは殿下と伯爵。お互い好きな相手の唇を守るため、まぶしすぎるようなキスで幕を閉じる…が、嬉しそうな伯爵の前で姫は「男に貞操なんざあるか」と、目の前であっさり太夫にディープキスをかます。汚された！と泣きながら将軍の元へ逃げる太夫。伯爵はキスなら僕がいくらでも！と訴えるが、姫は「お前とだけはやりたくねえ」と冷たく言い放った…。バレンタインは、それぞれのカップルがバランス良く登場しますが、ピクニックは明らかに姫話だよな。酔った姫、いいんだよー！中井さんって、本当にこういう演技巧い。「ちょっと呂律まわってない感じ」が、絶妙に可愛いです。フリートークでもWEBで公開されたこぼれ話でも、「次作あるだろ」的なこのＣＤ。…とかなんとかいいながら、出てない作品もあるけどね！ね！純情ヤクザも期待してるよ！ストーリー的には無印美男なので、Ｚや裏、ＤＸ書き下ろしと進まないと、御前と殿下、姫と伯爵は両思いにならないんですよね。っていうか、姫は、やや両思いと言い切るにはツンデレのツンがあまりにも鋭角ですが。たまにはエッチのないＢＬもいいけど（って、太夫と将軍は思いっきりやってるが）姫萌えはＺの方が断然加速しているので、本当に本当に、続き、聞きたいです。中井さん。フリートークでテンション低かったのは、嫌なキャラだからじゃないですよね？ね？刀持ってないキャラもいいですよね？ね？一応、姫はホモじゃないですから。ね？ね？だから、ノンケの姫が片足陥落するまで、是非演じてくださいよぉぉ！！＞だからだめなのかぁ！？↓入手不可能な全プレの姫話「裏・美男」や姫話な書き下ろしも含んだ再録本！表紙まで姫になっちゃいましたヨ、バンザイ！

声優グランプリ

声優グランプリ２月号に「戦国BASARA2 ～蒼穹！姉川の戦い～」のインタビュー記事掲載。われらが筆頭＆８９３な小十郎こと中井さんと森川智之さんが写真つきで政宗と小十郎のストーリーを演じての感想が載っています。中井さん曰く「パーリィ！」が政宗スイッチになるそうで、すんなり政宗に入り込めるそうな。蒼穹！姉川の戦いでは過去話があり、何時もの「ゆきむるあぁ！」なイケイケ政宗と違い、小十郎へ自分の気持ちを語る若い、けど、あくまで筆頭な演技になかなか苦心したとの事。が問題は写真。最近、妙に可愛い度が加速していた中井さんですが、そういえば某ネットラジオでもそれを指摘され、「渋みを増したい」なんて言っておりました。この記事の中井さん、怖い…；；な、なんでそんな顔を？まあ、怖いっていってもベビーフェイスな中井さん。まあ、それほどではないのですが…何か、何かあったの？と思わず思っちゃうようにガンとばしてます；あれー？中井スタイル変化の年なんでしょうか

空の森～追憶の館～２（ネタバレ感想）

空の森～追憶の館～２（ネタバレ感想）小野田ルートネタバレを含みます！↓小野田ルートの最悪エンド「また来ればいい」は、最悪らしくつまんないです（笑）小野田さんへの気持ちが高揚した所で帰宅できてしまいますので、感想らしき感想もありません。愛たっぷりに薔薇の事を教えてくれた小野田さんを懐かしみ、やるせない気分に浸りましょう。私が一番最初にたどり着いた小野田ENDでもある「ふりそそぐブルーローズ」は館焼失のバッドエンド。ただ、このゲームの館焼失系バッドエンドは、それぞれが捕らわれていた理由故ついつい泣いてしまうのです。小野田の場合は、彼が愛した植物がポイント。高志に対しては敵意と異様さしか見せない植物も、小野田にとっては愛しい存在なのです。そんな小野田の愛情に応える異形の生き物の精一杯の行為に、高志も心を開きます。大袈裟ではなく、絶対的なその愛情は、真相ルート後に見ると、感慨もひとしおかもしれません。小野田の声は満たされたように穏やかな物です。エッチのないまま迎え、結ばれるこのバッドエンドもまた、小野田らしくて私は好きです。んで、１８禁ゲームなのにエッチがないなんてつまんない！…なんて尤も至極な方。ハッピーエンドはちゃんとエッチですよ！…しかも、中井受け！お互いの気持ちを確かめ合った二人が到達する「俺に任せて」では高志がリードする初心者同士のエッチ。最初小野田はストイックに拒否していますが、結局は愛しい人。流されてしまいます。中井さんは、受け声は馴れていないせいか「巧く」ありません。でもさ、ここ、変に巧くても逆に萌えないわけよ。たどたどしい声と、痛みや躊躇いの演技が秀逸な中井声は、「初えっち」としてリアルに聞こえてむしろ萌え！本当にかすれ声上手ですねぇ。更に、結ばれた後、高志は館に留まる訳ですが、仲良く二人で薔薇を育てはじめるのですよ。そこには勿論、小野田のレクチャーがあるのですが…ごめんなさい。すごく健全にラブラブなこのシーン。「蕾を咲かせる」やら「交配させる」やら…すっげー萌え会話なんですが（笑）究極の小野田受け会話だ。真相ルートではないのですが…小野田ルートに関しては、本当にこれが「ハッピールート」偽りの中でしか、小野田は幸せになることができません。小野田の記憶は戻らないですが、小野田が欲しいのは、自分の過去であり、それがこれから作られるならば良いのです。館焼失や真相ルートから見て、小野田の夢であるハッピールート…と思うとやけに切ないです。でも、このハッピールートの小野田、さらりともの凄い口説き文句を言っちゃう天然プロポーズだったり。そんな、優しくて、奥ゆかしい小野田さん。でも、中井節の良さはそれだけじゃない！強面で強引な中井さんだって大好きだ！むしろ、そっちが基本だ！という皆様向けの小野田鬼畜ENDは「見つめ来る赤い瞳」他のキャラのルートに比べると「これもあり？」な別エピソードでちょっと浮いた感じはありますが、ある意味、小野田に関しては真相エンドに近いかも。夜の温室には近づくなと、珍しく約束までさせた小野田。その理由は真相ルートではなく、こちらにあるのだと思うと、激萌えです。昼の顔と夜の顔。さらりと演じわける中井さんの魅力にメロリン間違いなしです。正確に言うなれば、これは小野田×高志ではないけれど、「それ」と小野田は一心同体。むしろ、小野田の方が「それ」を操っています。恐ろしくなってしまった「あれ」にみんなが操られている…とも考えられますが、「あれ」は森からの来訪者で、森から連れてこられた「それ」の肉親でもある小野田とコンタクトを取っていたのですから…「あれ」「それ」鬱陶しいですが、それ言うとバレすぎるんですよね…；；単純なエッチではなく、ホラー系の陵辱物。小野田自身の手が触れられる事もなく…というか、顔さえ出ないんですが（笑）でも、その分中井声が豹変した小野田をしっかり伝えてくれます。ぞくぞくです。ちょっと妄想すると、この後、朝を迎えたとき小野田がどうなるのか気になるなぁ。ゲームは終わってしまったからもうあのままなのか元の優しい小野田に戻って苦しむのか。絶対後者がいい！さて、真相ENDの前に別ルートでの主人公以外との小野田エッチシーンをば２つ。どちらも主人公が覗き見してあら、びっくり。ひとつはBADエンドルートの小野田×真央。相手が小野田だからか、他のキャラと違って真央も「遊び」って感じがなく、むしろ小野田の声があまりにも愛情に満ちているので「え？マジでラブラブカップル？」って雰囲気です。でも、真央はああいう性格なので、小野田がちょっと可哀想かも…。多分、真央の他の人へのお世話にもじっと我慢の子になりそうです。もうひとつは岸和田総攻めルート。なんとこのルート、４つの選択肢の結果起こるアクシデントで、それぞれ受役が決まります。真央と小野田は勿論、隼人や高浜も受けます。すごいわ、このゲーム。どの相手も、アクシデントを「わざとじゃないか？」と岸和田に責められ、お仕置きされているのですが…ぶっちゃけ、普段は館には近づきもしない小野田は、心底怪しいです（笑）お仕置きなので、エッチじゃなく、椅子にＭ字開脚で縛られ、ある物で攻められる…というシチュエーションなのですが…エロっ！すげーエロいです！ただでさえリアル男喘ぎな中井さんの受けですが、この嫌がっている演技、すごい良いです。心底、中井受けは非合意に限ると実感しました。ちなみに、こちらは「悲劇の連鎖」ルートになるのですが、回想できません。しっかりセーブしておきましょう。お待ちかね！真相ENDです！…、でも、きっと、知りたくなかった、と思っちゃうでしょう。このゲーム真相ENDは他のENDを見てからでないと見れないので、「ふりそそぐブルーローズ」や「俺に任せて」を見た後だと、無茶苦茶泣けます。もしやもしやと思っていたが、やっぱり感は否めませんが、それでも最後まで優しい小野田に切なさ倍増です。他キャラのENDは、（どこまでが現実かはさておき表面上は）呪いとも取れるあの場所から逃れ、愛した人と一緒に暮らすことが出来ます。が、小野田だけはそれができないのです。真相ルートには小野田×高志エッチが用意されているのですが、そこで小野田は「人の身体の美しさ」に感嘆します。ついでに小野田の声にうっとりする高志にも心から同意です。何故小野田がそんな言葉を口にしたのか、そもそも記憶自体がなく、あれほど広大で素晴らしい庭を一人で維持できるのか。そして小野田の香りの理由は。静かに取り戻した記憶を語る声は、森から抜けるあの短時間に決意をしたとは思えない穏やかさで、それほど優しく、深く高志を包み込む愛情があったのだな、と分かっていても切なくて、高志の気持ちにシンクロします。真相ENDのエッチも、これまた初心者同士チックで初々しいです。そんなこんなで、今回の中井キャラは、それぞれが高志に惹かれていった先の変化を楽しむ事が出来る、絶品物。何しろ中井さんは絵面だけに頼るのではなく声の質も変えてくれるので嬉しいです。ぶっきらぼうから優しい男前声、鬼畜な俺様系…と。満腹感一杯です。ごちそうさま！

空の森～追憶の館～

タイトル：空の森～追憶の館～レーベル：すたじおみりすキャスト：雪村貴志／野島裕史桜庭隼人／三木眞一郎高浜賢吾／成田剣綾瀬川悠里／岸尾大輔小野田征一郎／中井和哉岸和田章ノ輔／増谷康紀七瀬真央／吉野裕行発売日：2004/04/02NK出演度（本編） ★★★★★(ゲームなので小野田ルートで）NKマニア度（本編） ★★★★★(ゲームなので小野田ルートで）NK出演度（フリートーク）　なしNKマニア度（フリートーク）　なしNKエロ度 ★★★★★その他の出演者 ★★★★エロ度 ★★★★★傾向謎の青年実業家な超絶美形大家×ミュージシャン希望平凡青年金髪碧眼の留学生×寿司職人見習い俳優希望純朴青年×腹黒ショタ受け総評新年一本目が１８禁ゲームってどうよ！ずいぶん前に書いたレビューがそのままでしたので、アップです。※膨大なので、実は小野田ルートのみコンプ状態（＾＾；）全体の８０％程度しかクリアしてません。だって、悠里があまりにも好みじゃないので食指がうごかなすぎる。個人的に、心に置いてある言葉があります。それが小説であれ、漫画であれ、ＢＬと名が付いた日にゃ、あんまり質は期待すんな、と。ましてやそれがゲームであったのなら、ＢＬどころかＢＬ萌でも、期待なんて絶対にしません。ドラクエ世代で格ゲーブームを経たバリバリゲーマーな自分は、当然（？）大人になったらエロゲーもやりました。自然、ゲームに対する評価は厳しいです。そんな私がやった空の森、大合格です。正直びっくりしました。ストーリーは非常に古典的なゴシックホラー風。曾祖父の墓参りに向かう途中、大学生の雪村高志は嵐に合い、森で車が故障してしまう。携帯も圏外で通じず、なんとかたどり着いた時代がかった西洋館に身を寄せるが、やはり嵐のために電話は通じず、町へ抜ける道もが崩れてしまったと聞く。慇懃で親切な執事、岸和田の取りなしで高志は電話と道路の復旧までの間、館に滞在することを決めるが、主の一人息子、悠里は彼に冷たく早く帰れ、と告げる。館の主な住人は主人の甥で居候をしている遊び人風な隼人、主人の主治医である酷薄な高崎。女装が趣味のメイド、真央、寡黙な庭師、小野田。高志は深い森と池、そして素晴らしい庭に囲まれた館で彼らと接して行くが、段々と奇妙な事に気づいていく。嵐の中で自分を呼んだ声、不可思議な池、不気味な温室、聞こえてくるピアノや悲鳴…。それらの意味がもたらす答えは…？冒頭誉めて置いて、今度は難点をば。フラグ（選択肢の取り方）が面倒です。大概のゲームは狙った相手（直球な…）に対して好意的、あるいは駆け引きをしていけばエンドにたどり着くのですが、このゲームあまりその手は使えません。なぜなら、登場事物と主人公とのカップリング（×４）に、それぞれ最低でも「最悪エンド（＝無事帰宅）」「館消失バッドエンド」「鬼畜系ルート」「真エンド」と４パターン。キャラによっては更にルートやエンドが分岐。すっごい量です。何しろ、冒頭～探索までのルートはほぼ共通で、そこから多岐に渡るエンドへ分岐するのですから、フラグの煩雑さや個々のルートという観点でストーリー上どうしてもまとまりがなくなるのは否めません。色々なキャラを攻略して、初めて全体のストーリーとして見るには、問題ないと思います。一部エンド（主にエンディング後）が激しく唐突な物もあったりして何ですが…まあ、お約束の範疇で。さて、更に更にこのゲームの評価がよいのは単純にエンドが多いだけでない！なんと、ほぼリバーシブル！こりゃ、攻め系声優ファンとしては垂涎ですよ！そしてフルボイスを生かして、オートプレイだとドラマＣＤ風に楽しめるよう、テンポが考えられています。（っていうか男向けはフルボイスじゃないから無理なだけだが）前置きはコレくらいで中井さん話をはじめます！中井さんが演じるのは寡黙な庭師、小野田。背が高く、逞しい体躯に精悍な顔つきの青年です。ちなみに実は真央に続くロンゲですが、縛ってます。小野田は黙々と仕事をこなすタイプで一部ルートやエンド以外では館には寄りつきません。（だから、そのルートでそこを突っ込まれるのも他のキャラに比べて意味深かも）ほらほら、来ましたよ技術系生真面目さん！最初から主人公にはつっけんどんで、眼光も厳しいです。椅子があったら隅っこに座っちゃう感全開です（＞それは中井さん；）しかし、少しでも草花に対する興味や好意を見せると、これがまた、可愛いんだ。庭や温室へも無理強いはしないし、是非とはいわないけど、良かったら、見るか？…ってな誘い文句がたまりません。このゲームの中で、一番ストレートに胸キュンしちゃうのって小野田じゃないでしょうか。隼人さんは積極的で親切な有望株ですが、どうしてもルート上に真央が絡んでくるので複雑な分、完璧フリーで、つっけんどんから好意的に、じわじわと変化してくれる小野田は単純に惚れやすい作りです。天才庭師と周囲には賞されながらも本人自覚なし。（持論をもって接してはいますが）…その理由は真相エンドで明らかに。そんな不思議な小野田のもうひとつの秘密は「香り」小野田には、草木のような、時には花のような甘い香りがまといつきます。あらやだ、耽美！…でも、これまた真相エンドで、耽美よりももの悲しさに変わってしまうのです。ちなみに野生のハムスター（！？）、「みりす」は隼人さんが拾ってきたものの、ほぼ小野田にしか懐いていない状況。こんな所にも可愛い系＆俗な人間離れ感が。小野田はぶっきらぼうで淡々としているけど、時折優しさを見せる好感度の高い声で、最悪エンド以外では後半、中井さんの頼りがいのある骨太な演技も楽しめます。真相エンドでのエッチシーンは包み込むような愛情に満ち満ちて、ハッピールートのエッチシーンではお初な受けの掠れ声まで堪能できる。さらに鬼畜ルートで聞ける悪人な中井節…と、文句のない逸品。さて、ここからはネタバレになってしまうので、OKな方のみ…＞続きを見る