暁の誓約
雑誌「ビーンズエースVOL.15 」で中井さんの朗読CD「」が付録です。…まずごめんなさい。全く興味ありません。私の座右の銘は「マニアになれコレクターになるな」です。中井さん関係でも、興味ないものはことごとくホップスキップ二回転宙返りしてます。…ですが600円。安い。買いました。中井さんが悪いです。以下、作者にも作品にも全く興味のない中井ファンの感想ですので、そこんところ留意の上少しでも不愉快に成る可能性のあるナイーブかつセンシティブなハートの持ち主は帰れってんだコノヤローです。↓いちおスクロールワタクシ、子供の頃は本の虫でして、(って書くとうねうね動く文字が浮かんでしまってとっても貞子なんですが、どうしてくれるんだxxxHOLIC)ミステリー、SFから伝記、伝奇、動物から地球外生物までかなり本を読み漁ってしまいました。無論、ファンタジーも同様です。結果、大概新しい物を読むとこう思います。「こんなありきたりの設定や展開で、今後どうやって読ませるつもりなんだろう…」今回中井さんが朗読したのは、導入部分だけのおさわりパブ状態で本番…もとい本編ではないのですが、だからこそ、余計にまたこんな感想が浮かびました。以下さくっと内容です強大な魔物が居て~その魔物を倒すための組織があって~選ばれた戦士が少人数チームを組んで~仲間が仲間をかばって死んで~生きて帰ったキャラは英雄視されつつ、剣を捨てて~そこへガキんちょが強くなりたいって出てきて~一旦捨てた剣だけどガキんちょを育てる為にまた取って~ガキんちょかばって死んで~そのガキんちょが「伝説の云々」やら「英雄云々」になる~…あまりにも定番過ぎてグゥの根も出ません…orz本気で、ここからどんなオリジナリティを出すのか、編集者でもないのにハラハラします。で、中井さんが朗読するのはキャラ視点でして、「生きて帰ったキャラは英雄視されつつ、剣を捨てて~」の人です。まあ、要約すると上のようなぶっちゃけ今更なストーリー以外の何者でもないのですが、さすがナレーター。上手いです。で、トラック4まではいくら中井さんと言えど、所詮朗読だし、概要だし、その概要も書き尽くされたような内容以外の何者でもないんだから、これ以上どうにもならんわな…と思ってたらトラック5最後の最後でやられました。やっぱり、中井さん上手いわ。こんなありきたりのストーリーで、分かりきった展開なのによくもまあ、こんな泣かせる演技ができるもんだ。はっと目ウロコです。これって、「Hello world!」などという、くだらない、毎回同じ結果を出すが為に、新しい言語でプログラムを作って、その結果を目の当たりにするのにちょっと似てますね。そうか、演技ってのは、脚本や演じる内容の良し悪しじゃないんだ。例え「Hello world!」であったとしても、アクターってのは、それを見る者、聞く者の魂をゆさぶるような演技で全く別の物に昇華しちゃうんだ。…って、一般人に分かる例えはできんのか!そんなこんなで中井さん再認識の作品でした。作者が「どーしても中井さんで!」と言ったようなので、本編がアニメorドラマ化されても出るのかな?雑誌のほうに中井さんのスケジュールが押さえ難いという裏話が載ってました。(生ナレやら週レギュラー番組持ってたら当たり前かもしれないけど)