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カテゴリ: BL系ドラマCD・ゲーム(n)
タイトル:空の森~追憶の館~
レーベル:すたじおみりす キャスト:雪村貴志/野島裕史 桜庭隼人/三木眞一郎 高浜賢吾/成田剣 綾瀬川悠里/岸尾大輔 小野田征一郎/中井和哉 岸和田章ノ輔/増谷康紀 七瀬真央/吉野裕行 発売日:2004/04/02 NK出演度(本編) ★★★★★(ゲームなので小野田ルートで) NKマニア度(本編) ★★★★★(ゲームなので小野田ルートで) NK出演度(フリートーク) なし NKマニア度(フリートーク) なし NKエロ度 ★★★★★ その他の出演者 ★★★★ エロ度 ★★★★★ 傾向 謎の青年実業家な超絶美形大家×ミュージシャン希望平凡青年 金髪碧眼の留学生×寿司職人見習い 俳優希望純朴青年×腹黒ショタ受け 総評 新年一本目が18禁ゲームってどうよ! ずいぶん前に書いたレビューがそのままでしたので、アップです。 ※膨大なので、実は小野田ルートのみコンプ状態(^^;) 全体の80%程度しかクリアしてません。 だって、悠里があまりにも好みじゃないので食指がうごかなすぎる。 個人的に、心に置いてある言葉があります。 それが小説であれ、漫画であれ、BLと名が付いた日にゃ、あんまり質は期待すんな、と。 ましてやそれがゲームであったのなら、BLどころかBL萌でも、期待なんて絶対にしません。 ドラクエ世代で格ゲーブームを経たバリバリゲーマーな自分は、当然(?)大人になったらエロゲーもやりました。 自然、ゲームに対する評価は厳しいです。 そんな私がやった空の森、大合格です。正直びっくりしました。 ストーリーは非常に古典的なゴシックホラー風。 曾祖父の墓参りに向かう途中、大学生の雪村高志は嵐に合い、森で車が故障してしまう。 携帯も圏外で通じず、なんとかたどり着いた時代がかった西洋館に身を寄せるが、やはり嵐のために電話は通じず、 町へ抜ける道もが崩れてしまったと聞く。 慇懃で親切な執事、岸和田の取りなしで高志は電話と道路の復旧までの間、館に滞在することを決めるが、 主の一人息子、悠里は彼に冷たく早く帰れ、と告げる。 館の主な住人は主人の甥で居候をしている遊び人風な隼人、主人の主治医である酷薄な高崎。 女装が趣味のメイド、真央、寡黙な庭師、小野田。 高志は深い森と池、そして素晴らしい庭に囲まれた館で彼らと接して行くが、段々と奇妙な事に気づいていく。 嵐の中で自分を呼んだ声、不可思議な池、不気味な温室、聞こえてくるピアノや悲鳴…。 それらの意味がもたらす答えは…? 冒頭誉めて置いて、今度は難点をば。 フラグ(選択肢の取り方)が面倒です。 大概のゲームは狙った相手(直球な…)に対して好意的、あるいは駆け引きをしていけばエンドにたどり着くのですが、 このゲームあまりその手は使えません。 なぜなら、登場事物と主人公とのカップリング(×4)に、それぞれ最低でも「最悪エンド(=無事帰宅)」「館消失バッドエンド」「鬼畜系ルート」「真エンド」と4パターン。キャラによっては更にルートやエンドが分岐。すっごい量です。 何しろ、冒頭~探索までのルートはほぼ共通で、そこから多岐に渡るエンドへ分岐するのですから、フラグの煩雑さや個々のルートという観点でストーリー上どうしてもまとまりがなくなるのは否めません。 色々なキャラを攻略して、初めて全体のストーリーとして見るには、問題ないと思います。 一部エンド(主にエンディング後)が激しく唐突な物もあったりして何ですが…まあ、お約束の範疇で。 さて、更に更にこのゲームの評価がよいのは単純にエンドが多いだけでない! なんと、ほぼリバーシブル!こりゃ、攻め系声優ファンとしては垂涎ですよ! そしてフルボイスを生かして、オートプレイだとドラマCD風に楽しめるよう、テンポが考えられています。 (っていうか男向けはフルボイスじゃないから無理なだけだが) 前置きはコレくらいで中井さん話をはじめます! 中井さんが演じるのは寡黙な庭師、小野田。 背が高く、逞しい体躯に精悍な顔つきの青年です。ちなみに実は真央に続くロンゲですが、縛ってます。 小野田は黙々と仕事をこなすタイプで一部ルートやエンド以外では館には寄りつきません。 (だから、そのルートでそこを突っ込まれるのも他のキャラに比べて意味深かも) ほらほら、来ましたよ技術系生真面目さん! 最初から主人公にはつっけんどんで、眼光も厳しいです。椅子があったら隅っこに座っちゃう感全開です(>それは中井さん;) しかし、少しでも草花に対する興味や好意を見せると、これがまた、可愛いんだ。 庭や温室へも無理強いはしないし、是非とはいわないけど、良かったら、見るか?…ってな誘い文句がたまりません。 このゲームの中で、一番ストレートに胸キュンしちゃうのって小野田じゃないでしょうか。 隼人さんは積極的で親切な有望株ですが、どうしてもルート上に真央が絡んでくるので複雑な分、 完璧フリーで、つっけんどんから好意的に、じわじわと変化してくれる小野田は単純に惚れやすい作りです。 天才庭師と周囲には賞されながらも本人自覚なし。(持論をもって接してはいますが)…その理由は真相エンドで明らかに。 そんな不思議な小野田のもうひとつの秘密は「香り」 小野田には、草木のような、時には花のような甘い香りがまといつきます。あらやだ、耽美!…でも、これまた真相エンドで、耽美よりももの悲しさに変わってしまうのです。 ちなみに野生のハムスター(!?)、「みりす」は隼人さんが拾ってきたものの、ほぼ小野田にしか懐いていない状況。 こんな所にも可愛い系&俗な人間離れ感が。 小野田はぶっきらぼうで淡々としているけど、時折優しさを見せる好感度の高い声で、 最悪エンド以外では後半、中井さんの頼りがいのある骨太な演技も楽しめます。 真相エンドでのエッチシーンは包み込むような愛情に満ち満ちて、 ハッピールートのエッチシーンではお初な受けの掠れ声まで堪能できる。 さらに鬼畜ルートで聞ける悪人な中井節…と、文句のない逸品。 さて、ここからはネタバレになってしまうので、OKな方のみ… >続きを見る お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007.11.04 16:39:37
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