2008/04/24(木)22:29
朗読 浜田広介名作選集
朗読 浜田広介名作選集 ~「泣いた赤おに」「むく鳥のゆめ」「りゅうの目のなみだ」~ 中井和哉、保志総一朗、中村悠一
レーベル:キャラモモ/アルドゥール
原 作 :浜田広介
キャスト:『泣いた赤おに』朗読:中井和哉
『むく鳥のゆめ』朗読:保志総一朗
『りゅうの目のなみだ』朗読:中村悠一
人里近くに住んでいた心優しい赤おには、人間と仲良くなりたくて色々と悩んでいた。
だが、赤おにの容姿を見ると、人間は話も聞かず逃げ出してしまう。
癇癪を起こしていた赤おにの元へ訪れた青おには、彼にひとつの方法を教え…
中井さんが、声優デビュー10周年イベントで朗読されたという絵本、「泣いた赤おに」が、とうとうCD化されました!
落ち着いた、優しい声での朗読は勿論、赤おに、青おに、村人の演技分けは必聴です。
完全に朗読なので、基本的には独特の言い回しもそのまま。
ラストにもれ聞こえる赤おにの嗚咽には、思わず涙ぐんでしまいます。
で。
泣いちゃったんですけど、実は私、この話(原作)あんまり好きじゃないんだ!
何故って、赤おにが、あまりにも他人の気持ちに鈍感で。
青おにが、あまりにも自己犠牲が強すぎて。
どれだけ人に認められ、受け入れられたかったからといって、
こんな方法で、無二の親友を失って、釣り合いが取れる事だったんだろうか?
中井さんは、この話を読んで涙ぐんだって言うお話ですが、
どんな涙だったんでしょうか。
私は赤おにの思慮の浅さに、無性に口惜しくて涙が出ます。
なんで人は、失ってからでなければ、それがどれだけ大切だったのか
気付くことができないんでしょうか。
自分が赤おにだったら(青おにではない。無理。)悔しくて、自分が情けなくて
「青おにの馬鹿ー!!」
と叫びながら、人間と仲良くすごすための家になんて帰れない。
どれほど遠くへ旅立ったとしても、おっかけていって謝りたい!
嘘なんてつくもんじゃねえよ、後悔役に立たずだよ。
と
ピュアな中井さんの声を聞きながら、妙に悶々と
なんだよ、「あらしのよるに」に続いて、萌え話じゃねーかと気付いてしまった。
青おに(中井)×赤おに(中井)
って事か。
ってか、赤おにの事どうこうじゃねえよ。
お前が最低じゃないか!
ボーナストラックの中井さんは、「お話のお兄さん」です。
ゾロとかBLとか、欠片もありません。
とても綺麗にまとめられています。
さっすが!
※追記
「ブックレット内に出演声優3名のスペシャルメッセージ掲載」
とあったのを、ハタと思いだし、
「おい!俺ンとこ、ブックレットついてなかったぞ!」
と一瞬大慌てしましたが、
あの紙っぺら一枚が「ブックレット」
確かに、数行ずつコメントがありましたヨ。(手書きでもなんでもないです)
…んな大げさに書く事か?コレ。
特典ありのコミコミさんでは在庫切れ!(@口@)