2012/05/11(金)18:30
ナニワのハルイチ
「春一番ですね」とマイミクさんから便りがあったので、スーちゃんいいね
と返事したら大ボケでした。大阪で「春一番」と言えば恒例の関西フォーク
の野外コンサートのことだそうです。41年続いたイベントなので知らない奴
はもぐり。周りに関西人がいたら袋叩きかも。
「春一番」は私の学生時代の1971年から始まったとのこと。だから大阪で働
き始めた頃はすでに春一番コンサートは定着していたはずですが、見に行っ
た記憶はありません。天王寺野音で「おとぼけCATS」を見た記憶はあるので
すが、あれは何のイベントだったかなあ。
今でこそ「春一番」には様々な様々なミュージシャンが出ているようですが、
最初の頃は日本語の歌にこだわっていて、当時英語の歌を唄っていた優歌団
の出演を断り、ひと悶着あったという話も聞いてます。
あの頃の関西フォークはそんなこだわりもあってアクが強く、私にはちょっと
抵抗がありました。歌詞の社会性や心境の吐露の生々しさを、十分消化でき
なかったこともあるでしょう。今でこそ当時の歌に懐かしく耳を傾けてい
ますが、正直、まだ違和感は拭えません。私が「春一番」コンサートに興味
が薄いのもそんなところからでしょうか。
そんな状況でも、周りの友人たちを通じて関西フォークの波はどっぷりと
かぶりました。周りの友人というのは、古くからの友達以外に、会社の軽音
楽部の若手、近隣のライブ喫茶の客たち、そのオーナーたち。ほとんどが
学生やプータロー、音楽に熱いおっさん達でしたが、それぞれに主張が強く
話し出すと止まらない。関西フォークのメッカ「ディラン」のママさんとも
一緒に呑む機会もありました。
馴染みの店にいろんな人達が出入りして、飲んだりライブを手伝ったりする
周りで歌がいっぱい流れていました。岡林信康、高田渡、ディラン2、加川良、
豊田勇造、杉田二郎、中山ラビ、有山淳司、吉田美奈子...。
個人的には、西岡たかし、小坂忠、はっぴいえんどなどをよく聴きました。
でもバンドやレコードは英国ロック系を続けてました。
今年の春一番の3日間の出演者を見ると知らない名前の中に次々と懐かしい
名前が出てきます。彼ら、まだ続けてるんですね。えらいものだ。YOU-TUBE
で久しぶりにあの頃の歌を聴きなおしていると、いろいろと思い出して
ちょいと複雑な思いになりました。
青春の味ってヤツですかな?
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<おまけ> ハルイチ関連の日記です
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080525 高田渡&「焼き鳥・いせや」パックツアー