リバーサイド・カフェ

2012/05/11(金)18:30

ナニワのハルイチ

音楽(219)

「春一番ですね」とマイミクさんから便りがあったので、スーちゃんいいね と返事したら大ボケでした。大阪で「春一番」と言えば恒例の関西フォーク の野外コンサートのことだそうです。41年続いたイベントなので知らない奴 はもぐり。周りに関西人がいたら袋叩きかも。 「春一番」は私の学生時代の1971年から始まったとのこと。だから大阪で働 き始めた頃はすでに春一番コンサートは定着していたはずですが、見に行っ た記憶はありません。天王寺野音で「おとぼけCATS」を見た記憶はあるので すが、あれは何のイベントだったかなあ。 今でこそ「春一番」には様々な様々なミュージシャンが出ているようですが、 最初の頃は日本語の歌にこだわっていて、当時英語の歌を唄っていた優歌団 の出演を断り、ひと悶着あったという話も聞いてます。 あの頃の関西フォークはそんなこだわりもあってアクが強く、私にはちょっと 抵抗がありました。歌詞の社会性や心境の吐露の生々しさを、十分消化でき なかったこともあるでしょう。今でこそ当時の歌に懐かしく耳を傾けてい ますが、正直、まだ違和感は拭えません。私が「春一番」コンサートに興味 が薄いのもそんなところからでしょうか。 そんな状況でも、周りの友人たちを通じて関西フォークの波はどっぷりと かぶりました。周りの友人というのは、古くからの友達以外に、会社の軽音 楽部の若手、近隣のライブ喫茶の客たち、そのオーナーたち。ほとんどが 学生やプータロー、音楽に熱いおっさん達でしたが、それぞれに主張が強く 話し出すと止まらない。関西フォークのメッカ「ディラン」のママさんとも 一緒に呑む機会もありました。 馴染みの店にいろんな人達が出入りして、飲んだりライブを手伝ったりする 周りで歌がいっぱい流れていました。岡林信康、高田渡、ディラン2、加川良、 豊田勇造、杉田二郎、中山ラビ、有山淳司、吉田美奈子...。 個人的には、西岡たかし、小坂忠、はっぴいえんどなどをよく聴きました。 でもバンドやレコードは英国ロック系を続けてました。 今年の春一番の3日間の出演者を見ると知らない名前の中に次々と懐かしい 名前が出てきます。彼ら、まだ続けてるんですね。えらいものだ。YOU-TUBE で久しぶりにあの頃の歌を聴きなおしていると、いろいろと思い出して ちょいと複雑な思いになりました。 青春の味ってヤツですかな? --------------------------------------------- <おまけ> ハルイチ関連の日記です 20110226 プカプカの日々 080525 高田渡&「焼き鳥・いせや」パックツアー

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