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カテゴリ:銭湯
銭湯は今けっこうブームなようで、ネットや出版でも結構目にするし、個人やグループでまわったり、銭湯ツアーもあるようです。
私も行きつけの銭湯でビジネスバッグや旅行カバンを番台に預けて入浴する人とか、ジョギングやサイクリング帰りに来る人も見かけました。 さて、私の実家から自転車で回れそうな銭湯は約40軒ほどありますが、この半年で回れたのはまだ15軒。冬は湯冷めするので遠出が出来なかったからです。実際、帰って熱を出して寝込んだことも..。これからは暖かくなるのでもっと回れそうです。 そんないくつかを紹介しますが、銭湯の建築スタイルのタイプとして、往年の姿を残す「クラシカル」、ユニークな「個性派」、現代風に改装された「モダン」に分けてご紹介しましょう。 <クラシカル銭湯> ・錦湯/四条地区 ![]() 錦市場の近くにある貫禄ある銭湯。昔ながらの風格と歴史を感じさせます。料亭のような風情の切子格子の建物。男女別の暖簾をくぐると横一直線にたたきの土間。上がり框を登ると脱衣場で、その奥に浴室という配置。入り口の引き戸と暖簾がなければすべて見通せる構造はもっとも古い形状のようです。 脱衣室は高い格天井、木製の下駄箱や脱衣ロッカー、柳行李の脱衣籠、まるで昭和初期の映画の1シーンのようです。浴槽も白湯だけでサウナなどはない。まさに当時そのままに保存されたような空間です。 しかし、JAZZが流れ、落語や演劇などのイベントもやる所がユニーク。レトロながら、ちょっとひとクセあるお風呂屋さんです。残念ながら耐震問題があって廃業されました。 錦湯HP ・柳湯/京阪三条地区 ![]() 錦湯と同じ外観。たぶんこれは京都の町屋に合わせた造りで、こんなタイプが京都のあちこちにあったんでしょうね。錦湯は昭和2年創業、柳湯は昭和6年。創業当時の姿をそのまま残しているようで、いい意味でも悪い意味でも当時そのまま。サウナなんぞはない。レトロというより、鄙びた感じがたまらない。 奥隅にある岩造りの浴槽は薬湯にすれば気分盛り上がるのに普通の湯。ここの写真を撮りに行ったら、取材なのか他の方が柳湯のご主人立会で撮影してました。 京都の銭湯・タイル絵特集/柳湯 ・長者湯/西陣方面上長者町 ![]() 出ました銭湯定番の唐破風!その下に「ラジウム温泉」の古びた木製看板。写真を撮ってると向かいの散髪屋さんが話しかけてきて、ここはよく取材に来るよ、今は石油でなく木材で焚いてるよといろいろ教えてくれました。確かに裏の焚口周辺には廃材が積まれてます。 ここの脱衣場は改装されていますがタイル壁画や透かし彫りの欄間があり、いい雰囲気。浴室はモダンに改装されてますがサウナはなし。 ![]() ここは宮藤官九郎シナリオの映画「舞妓Haaaan!!!」の撮影にも使われてました。脱衣室の窓の外には池があり大きな鯉が。池の上に架かる笠が1.5mもある巨大な石の灯篭が映画のシーンにも映ってます。 KYOTO NAVI 京都の老舗/長者湯 ・栄盛湯/下賀茂地区 ![]() さすがゆとりある住宅地なのでエントランスがすごい。石と植栽による門、それにかかる「門かぶりの松」。正面には例の町屋風クラシックな構えに暖簾が揺れる。写真では足元はただの石畳に見えるが実は橋。門の向こうには池があり、大きな錦鯉が泳いでいる。 格天井、吊り下げ扇風機、柳行李と定番レトロな風情の脱衣場だが、マッサージ機、ベンチ、スタンド式扇風機、ゴミ箱などが脱衣場の真ん中に置かれているのでちょっと狭く感じる。 浴室の天井中央は、湯気抜きのために四角く吹き抜けになってますが、入ったのが4時頃だったので、浴場は照明が間引きされ、高い窓から降り注ぐ外光がちょっと神々しい。こちらではU字の広いサウナが新設されており、スピーカーからは外の大画面TVの音も。 京都の銭湯/栄盛湯 ・桜湯/御所南 ![]() 御所と鴨川に挟まれた地区にある大正8年開業のレトロな銭湯。 男女浴室の仕切り壁に見上げるほどの大きな水槽が作られていて鯉が泳いでる。それを浴槽が挟み込み、鯉を眺めて入浴できる贅沢な構造。時には浴槽が曇っているので湯をかけないと見えないことも。 ここのサウナはかなり高温のスチームタイプ。乾燥しないので気持ちいい。サウナ内ではコテコテの演歌が流れたりするが、お店の奥さんのご趣味で懐かしの映画音楽が流れることも。 またこちらのご主人は伏見城の史跡の研究もされていて、伏見城の大きな模型や詳細の実測資料をお持ちです。 京都の銭湯/桜湯 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025/04/25 09:16:07 PM
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