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カテゴリ:日常
![]() そこは小物への愛がぎっしり詰まった宝箱でした。 おもちゃ映画ミュージアムに行く途中、もうひとつ気に なるお店があるのでのぞいてみました。 堀川通りから三条会商店街に入った一筋目の数軒南にある、 昭和レトログッズのお店「いっぽう堂」さん。 自転車で見かけた時、わあ、面白そう!と心が躍りました。 鉄人28号の人形や琺瑯びきの看板、赤い自転車がたまり ません。 ![]() 私もレトロな商品は好きですが、その時代領域が人に よって様々なので困ります。私なんぞは昭和の30年代 あたりまでがレトロだと思っていますが、娘や若い人達 にとっては昭和そのものがすでにレトロ。 あ、そうか、自分の生まれる前の時代がレトロなんだね。 とは言え、うちで今でも使ってる日用品までレトロだと 言われると、ちょっと戸惑います。 私としては、レトロの定義やその造形的考察、後世への 伝え方などについて、じっくり考えたいと思っています。 さて、ネットで京都のこの手のお店を調べると、七条の 「レトロ京都」さんと、この「いっぽう堂」さんが有名みたい。 遠くからこれらの店にやって来る人達がけっこうおられます。 お店の扉を恐る恐る開けると、どうぞお上りくださいと若い 女性が明るく声をかけてくれました。店内は入口でスリッパ に履き替えるようになっています。 店内はぎっしりと隙間なく様々な商品が陳列され、壁や天井 は全く見えません。 これらは文脈なくレイアウトされているのですが、不思議に 乱雑さは感じられません。それぞれの商品がみごとにある べきところに収まっている。これはすごい。 それだけに、集められたモノ達のパワーには圧倒されます。 ![]() その女性としばらく話していると店主さんが帰ってきました。 あの赤い自転車でおでかけだったようです。想像していた イメージとは異なり、とても垢抜けた好青年でした。 昭和モノへの趣味が高じてこのお店を開いたとのこと。 この店を見れば納得します。すべての商品に愛が感じられます。 好きでたまらないものを集めた世界。売れそうなものとか 儲かりそうなものには興味ないので、置いてない。そんな 心意気まで感じます。 それで商売になるんですかと余計な心配をしてしまいましたが、 何とか4年やってこれましたと笑う。 祇園あたりにこんな店があったらみんな喜ぶだろうけど、と 言うと、やりたいけど今はここで手がいっぱいとのこと。 祇園あたりはありきたりの工芸や土産物屋ばかりでつまらない。 日本の近代文化と日常を見せるのに昭和レトロはもってこい。 退屈そうに祇園を歩く外人さんたちに見せてあげたい。 これこそ日本だ! (やはりこの店にも外国人のお客も結構来られるそうです) そして、三条木屋町にあった飲み屋・半兵ヱについて話すと、 あの店はセットにお金をかけてましたねと、高く評価して くれたので、私としても我が意を得たり、と嬉しかった。 昭和をテーマにしたお店で、映画のセットのような個室が 面白かった。ただ、あまりに安価だったので、もう少し時代 考証や小物もレベルを上げ、ちゃんとした料理を出してほし かった。レトロを安直に商売のネタにしているのも気になる。 ![]() <半兵ヱの個室> そんなこんなで、つい長話になり、写真も撮らせていただけ ました。何も買わずに退散しましたが、最後まで感じよく 接していただいて、ほんとにいい店だと思いました。 今度来るときはうちにあるものを手土産にしよう。 レトロなものは腐る程あります。実に楽しいお店でした。 木と日曜日、雨の日が定休というのも笑える。 ご参考1:店主・かずさんのブログがまた面白い。 アメーバブログ/京都 昭和レトロ いっぽう堂 ご参考2:飲み屋「半兵ヱ」の四条木屋町店は今も繁盛してます。 エノケン流れるお店「半兵ヱ」、エノケンって何? 追伸: そののち、数名の方から「鈴木古道具店」を忘れちゃ困る とのお叱りをいただきました。この世界はまだまだ、奥が 深いようで、今後も探究させていただきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015/11/04 05:51:59 PM
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