花粉症に効く!?泡盛!!
請福ファンシー 720ml×6本 【ギフト/泡盛/沖縄/花粉】【winter_spdl01】冬はお湯割りで乾杯楽天で購入■ふわり麹の香り 沖縄食ブームで、都心でも各種の泡盛が手に入るようになった。 だが、マニアの間でも今、なかなか入手困難なのが、『請福(しょうふく)ファンシー』という名の泡盛。 「花粉症に、イイらしい」といううわさが、あっという間にクチコミで広がっているからだ。 沖縄県石垣島の蔵元・請福酒造が手掛けた5年ものの古酒(クース)。さっそくボトルを開けると、麹のような、まろやかな香りが、ふわり。花粉症で鼻水気味の記者でも、しっかりと嗅ぐことができた。透明な液体をコップに注ぎ、一口グビッ。「カーッ、飲みやすくてウマい!」。味わいは普通の上物の泡盛だ。■研究成果が火付け この酒のどこに花粉症への効用が隠されているのか。請福酒造に問い合わせてみると、「こちらも思い当たるところはないんですよ」と、そっけない。さらに、「そうは、言っても何かヒミツがあるのでは?」と食い下がる。 「戦後から泡盛を作り始めて、タイ米と黒麹で作った泡盛なんですけど、効用はわからないんです。うちには、もっとおいしい泡盛があるんですけどね」と、困惑するばかりだ。 実は、こうした蔵元との思いとは別に、火付け役になった研究結果があった。呉羽化学工業が97年12月9日に公開特許を取得した研究成果「泡盛の抗アレルギー有効成分としての利用」。このリポート中の泡盛こそ、請福ファンシーなのだ。 「たまたま花粉症の研究員が、個人的に請福ファンシーを飲んでいたところ、症状が抑えられたのです。その後、人間で実験したところ、花粉症が軽減された人がいたため、知的財産確保ということで公開特許を取得しました。しかし、この泡盛のどの成分が有効かは全くわかっていません」(呉羽化学工業・古谷良樹広報部長)■血液には、イイが… 泡盛の専門家にも疑問をぶつけたが、花粉症に効く有効成分については一様に首をかしげる。 「芋焼酎のテルペンという香りの成分は、アロマテラピーの効果があるといわれています。泡盛も、古酒になればなるほど甘い香りがしますので、何か関係があるかもしれませんが」と語るのは、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科の角田潔和教授。 日本の伝統食に詳しい倉敷芸術科学大学生命科学部の須見洋行教授は、「泡盛や本格焼酎は、血液の血栓溶解酵素を活性化する働きが、赤ワインよりも強いといえます。1合ぐらい飲むことで、その差ははっきりと出ます」と一定の効用を指摘する。ただ、花粉症との関連については、「もともと沖縄では、『目が赤くなったら治す』『やけどにいい』など、泡盛に関するいろいろな効用が伝わっていますが、花粉症については何ともいえません」という。 一方で、過度の飲酒をいさめる医師もいる。 「一般的に、アルコールは血管を拡張するため、花粉症状の症状をひどくしてしまいます。そのため、花粉症の時期は、お酒を控えることが望ましいですよ」(花粉症に詳しい赤坂山王クリニック・梅田悦生院長) 結論。ほどほどの量を、個人の体調に合わせて―が、いいようだ。(夕刊フジ BLOGより)■飲むだけが効果があるわけ?いえいえ、泡盛をコットンなどに浸し、顔などに塗っても効果があるとか言われています。一つ試してみては。