2008/12/03(水)00:18
リベンジ。滋賀
先週、諸般の事情により行けなかった信楽
朝から、ハレオトコ日和でしたし、リベンジであります
時間帯割引が使える時間に起きて、西へ
ますます色づく山並みを眺めつつ、信楽でおりると半額。ラッキ~
美術館の開館時間前に、紫香楽京跡に立ち寄る
これまで知らなかったスポットですが
なにげに8世紀、聖武天皇が大仏を建立しようとしていたらしい
ただ、不吉なことが相次いだので、東大寺で建立することになったとか
ただ、今となっては忘れ去られた都
寺院の礎石だけが並んでおり、ぺんぺん草も生えるがまま。
「つわものどもがゆめのあと」であります
わび寂びをかんじつつ、信楽の美術館へ移動
ここ「MIHO MUSEUM」はI.M.ペイの設計
(ルーブルのガラスのピラミッドの建築家です)
駐車場からトンネルを進み、橋を渡って、たどりつく山中の美術館
ただ、間の悪いことに、団体さんとかち合って・・・しかもchineseご一行
うるさいのなんの。風情も品位もありません。KYです
日本人もかつて、オバタリアンと呼ばれる人種がいましたが
こんなもんだったんですかね?理解に苦しみます
その点、欧米の観光客などは、静謐な空気を理解しているので流石です
そんな空気を堪え忍び、やりすごして空いたスペースを作り出す
・エジプト文明
・ギリシア、ローマ
・西アジア
いろいろありましたが、
BC千年以上昔の遺物が、どうしてこんなに保存状態良いの?
と、信じられないような作品群であります
・南アジア
・中国、ペルシア
と、じっくり見させていただきました。至福の刻であります
さて、企画展はといいますと、川端康成と安田ナントカさんです
川端康成の所蔵品とか、交友のあった芸術家の作品群
なんといっても、だいすきな東山魁夷の作品が5つも!
シアワセでございます
京都の絵とか、ドイツの絵とか、ドイツ留学とか接点があったのか
川端康成の本の装丁デザインもしてたりするのね。なにげに
東山魁夷とエジプト関係は・・・はい。2周させていただきました
山から下りると、いいかんじの藁葺きの古民家があります。ヨリミチです
古来の生活と農業を保存していこうという団体がやってるそうな
お食事処でもあれば最高なのに、勝手に見てってください的なトコロ
ボーイスカウトの子供達で賑わってました
つぎに、信楽焼の店を物色
こちらでも、発泡酒がビールになる。という陶器のジョッキなどもあるが
やはり、信楽焼は狸でしょう。ということでセレクション
何軒かまわりつつ、おばちゃんに狸の選び方を御教授いただく
いまどきの顔したタヌキもいるが、型にいれた工業品と聞くと興ざめ
昔ながらの製法のものに目がいってしまうが、それなりに高価なので
ほんとは倍くらいの大きさのが欲しかったが
自然とコンパクトな彼と目があった。はい、スカウト。
じつは、今回「例の滋賀本」を職場に忘れてきてしまい、五里霧中
信楽近辺は、各地のおばちゃんに教えてもらいましたが、さてドコ行こう
と、思い立ったのが「安土」でした
たしか、中学生のときに来て以来、いつのまにか入館料を取られることに
ところどころ紅葉している山に登る。
途中、秀吉とか信長の居宅跡もあったが、
日々山登りとは、昔のヒトはオツカレサマでした
てっきり天守閣が再建されてると思いこんで登っていきましたが
いまだに、礎石だけの城跡。残念無念
ナントカ史談会とかいう老人の団体さんが登ってきてました
おつかれさまですけど、こんな老後もあるんですね。なるほどイイ話だ
と、天守閣は空振りに終わりましたが、
山の上から琵琶湖と掛かる虹をながめて帰って参りました
最後は、滋賀で有名なラーメン屋さんに食べに行って終了~
またもメタボ一直線であります。反省。