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テーマ:■今日のシアワセ■(578)
カテゴリ:音楽
☆ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」音楽祭2008
~シューベルトとウィーン~ クラシックファン待望のこの日がやってきます。 ホームページ上にはご存知シューベルトのまん丸眼鏡のイラスト・・・ と思いきや、ジーッと見るとボタンダウンのストライプシャツに 青いスニーカーをはいている「今風」のシューベルト! 期日は5月2日~6日まで。場所は東京国際フォーラムあたり。 チケットも1500~2000円とお安く、クラシックをちょっとばかし のぞいてみたいという向きにもオススメのコンサートとなっています。 「キッズプログラム」も充実しているので、お子様連れのお母様も安心。 私はクラシックの熱烈なファンというわけではありませんが、 毎日、何らかのクラシック音楽は聴いています。 私は、「熱狂の日」フレンズという応援団に入っています。 去年も遊びに行き、楽しい1日を過ごしました。 ☆今年はシューベルト シューベルトといえば有名な歌曲「野ばら」 その他「未完成」「ます」それから「冬の旅」。 彼は「歌曲王」と言われ、短い31歳という生涯に なんと700曲も歌を作った早熟・早書きの大天才です。 流麗で叙情的な音楽で、私は強く「おとめ座」を意識します。 その作風は、霊感の赴くまま作曲に取りかかったものの、 「未完成」のままであり、 疾走するその筆の歩みが立ち止まるやいなや、 急激に失速して墜落してしまうような危うさもあります。 同じく早書きの天才モーツァルトのように いったん曲が楽譜に書かれた上は、完璧な作品となっているのとは違います。 ☆一番好きな曲は 交響曲 第7番 「未完成」もいいけれど、私は 交響曲 第8番 「ザ・グレイト」が一番好き。 シューベルトは明るいイメージがあるかもしれませんが、 「未完成」の冒頭の部分を聴いてもわかるように、 憂いに満ちたうごめくようなメロディが、人生の深みを表わしていると思います。 彼の音楽の到達点には、後期ロマン派のマーラーやブルックナーがいます。 彼の音楽には、絶望的な暗さをも垣間見ることがあります。 でもそこが好き。 ☆シューベルトの定番 「冬の旅」はディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウがいいかな。 昨日は彼の「美しき水車屋の娘」を聴きましたが、 やはり歌の上手さにはうならされました ハンス・ホッターの「冬の旅」もなかなか味わい深いですね。 また先日初めて聴いたシューベルト/マーラー編曲の「死と乙女」も良かったです。 それから、歌曲「至福D.433」はオススメです。(D.は作品番号) 「天の殿堂で永遠の喜びを得たいと思う。 でも私は恋人のためにここにとどまろう」と歌われます。 この曲を聴くと、もう忘我の境地になります。 ☆4月18日はプレイベント「クラシックソムリエ・サロン」に行きます。 シューベルトは夭折してしまいましたが、 比類ない美しさの名曲を残してくれました。 それも「未完成」というタイトルの交響曲まで。 この曲はこのままで「完成」されています。それなのに「未完成」。 私の人生などあちこち手はつけたものの、 歌の断片が散らばっているいるような人生です。 でも、がんばって「完成」に向けて毎日励もうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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