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テーマ:今も心に残っている歌(674)
カテゴリ:尾崎豊
SE7ENくんのコンサートがあったりで、前半はウキウキ元気だった でも、毎年の事なんだけれど、25日が近付いてくると、私の心はおセンチになる なぜって・・?! それは 4/25が 尾崎豊の命日だから 13年前19歳だった私は、その日は短大に入学したばかりで 初めてのサークル新入生歓迎会に呼ばれた 友達の誘いを断れず合コンのような飲み会に参加している自分に 彼氏がいた私は後ろめたさを感じていた 気分がノレず苦笑いしていた自分は大人の仲間入りをしているんだ、なんて思い込んでいた そんな居心地の悪さを我慢していた時、ふと誰かが口走った 「尾崎、死んだらしいよ」 へ?私、6月の武道館行くんだよ 嘘でしょ? 当時は携帯もポケベルもない時代 私は急いで公衆電話を探して、実家に電話をした その時は母も知らなかったのだが、数分後もう一度電話をしてみたら 電話口で、母が 「尾崎、死んだって・・・」 私はその場所で立っている事が出来ず、座り込んでしまった 友達が「どうしたの?」って心配してくれたのに 応えられずに私は、池袋の公衆電話の前で嗚咽した・・・ 口うるさくて厳しかった母が なぜか尾崎のお葬式だけは、学校を休んでも怒らなかった 当時付き合っていた彼氏と地元の花屋で花を買って、護国寺へ向かった その日は朝から雨がやまず、肌寒かった 護国寺の周りでは、たくさんのファンが尾崎の最後を見届けに来ていた 献花をするまで、ずっと彼氏と一緒にウオークマンで尾崎の曲を聴いていた 私が尾崎を知ったのは、尾崎が大麻で捕まった少し前 いいな・・・って思い始めていたときに、いきなり太って留置所から出てきた尾崎にビックリした その直後、私は好きだった同じクラスの男の子が転校してしまって 尾崎の曲しか頼るものがない、なんて信じていた14歳の春 そのあと「北の国から」で尾崎の曲が使われていて、なんか誇らしい気分になったことを覚えている 私の好きな人は、吉岡秀隆くんも好きなんだって思って嬉しかった その後、だんだんハードロックを聴くようになった私だけれど 尾崎の曲だけは、ここぞという時に聴いたり、眠れない夜を癒してくれる存在だった 亡くなる半年前の夏、1度だけコンサートに行けた私は、前から6列目で尾崎を見れた あの時あんなにはしゃいて、汗びっしょりになって歌っていたのに 大好きな「I LOVE YOU」を生で聴いて、めちゃくちゃ歌がうまくて感動したのに・・・ なのに、その尾崎がこの世からいなくなるなんて・・・ それも亡くなった半年後に、彼氏にフラれて・・・ さすがオンナの厄年、19歳 私にとっては人生最初の試練だったのかもしれない あんなに落ち込んだのに、その彼を懐かしむことも今ではこの時期くらいになってしまった 私は受験があったので、確かその前の年に行った代々木のコンサートはあきらめて (尾崎の亡くなった2ヶ月後に控えていた)6月の武道館のチケットをとったばかりだった 3月末、春日部のロビンソンに徹夜して並んでとったチケットだった それがその1ヵ月後、突然その人が居なくなってしまうなんて信じられなかった そうだ、アルバム発売だって控えていたんだ そのアルバム発売の2ヵ月後、初の武道館コンサートだったんだ 亡くなった直後に発売された、尾崎豊【放熱への証】(CD) なのに、尾崎・・・ なんであなたは天国へ行ってしまったの? 神様はなぜ・・・? 尾崎を天国に連れて行ってしまったんですか? 日頃は忘れていても、毎年この時期になると胸がキューンとする 今年は、亡くなってから13回目の春 その間にいろいろな人と出会い、好きになり、状況も変わった Happyなこともあったし、涙もいっぱい流したし たくさんの大事な思いでも増えた あの頃のまっすぐで無垢だった気持ちが 毎年この時期によみがえってくる そして私は、尾崎がいなくなって13年たっても 自分の誕生日に必ず尾崎の「HappyBirthday」を聴く 数年前、ひょんなことから母が尾崎に興味を持って 尾崎の書籍を読みたいと言い出したときは、びっくりした 母は尾崎の曲など知らないのに、書籍の言葉には深く感銘を受けたらしい 今は実家を出てしまった私だけれど 実家の私の部屋には、尾崎のポスターが13年前と変わらず貼ってある 何でもかんでも捨ててしまう母なのに、このポスターだけは残してくれている Works 普通の愛 黄昏ゆく街で 誰かのクラクション 未成年のまんまで 失くした1/2 尾崎 豊 私はこれからも、あなたの残してくれた歌を大事に行きます 今までは勇気がなくて、足を運べなかったあなたのお墓に 来年こそは行ける勇気が持てますように 来年は、母を誘って行ってみようかな・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年04月29日 02時03分38秒
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