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「うそ―――――――っ!!!」
部屋で勉強しながら可南子。 「ほんと、ほんと。廊下なんかもう、人だかり。…で、みんな、スマホ持って撮ってるの。」 可羊子。 「写真を…???それとも…動画…???」 「分かんないよ、そこまでは~~。」 「へぇ~~。凄いじゃん、弓道部、ここにきて、また、入部希望者いたら、嬉しいよね。」 「うん。」 「…で、あれから、憲央君とは…???カヨ…???」 その声にいきなり顔を赤くして可羊子、枕を抱えて、そして可南子に投げつけて。 「もぅ~~。それ言うな~~。」 投げられた枕をパ~ンチの可南子、 「いやいやいや。だって、もう…みんな、公認になってるし…。カヨの彼氏、憲央君って…。憲央君だって、カヨの事…。じゃなかったら、川には飛びこまないでしょ。」 その可南子の話しに、可羊子、下唇をビロ~ンと。 「…うん。川の中で、憲さん、私、しっかりと捕まえて離れないように、してくれた。」 そんな可羊子に可南子、 「…なら…。」 可羊子、 「……。」 「だって…、あんた…前から、憲央君、気になってたじゃん。」 可羊子、 「……。」 「カヨ~~。みんな、カヨの事…、好きだから、カヨと憲央君の事、応援…してくれるよ。」 そんな可南子の声に可羊子、 「…かな~~。…でも…。」 「でも…何よ…???」 「な~~んか…、妙に複雑…。」 可南子、 「はっ…???」 「だって…。だって、だって。憲さん。今日、私に何にも話、掛けないんだもん。」 「はっ…???」 「だって、ずっと、彩萌さんと史さんと、紗枝さんとばっかり。」 「はっ…???」 「私だって、憲さん…話したかったけど…。」 「けど…。」 「出来なかった…。」 その声に可南子、目が点。そして、ポカ~~ンと開いた口。 可羊子、そんなダラリとしてフリーズしている姉を見て、 「な…なによ、その顔…。」 そして可南子、いきなり、 「ぷっ。」 「なんで笑うかな~~。こっちは真剣に、憲さんの事~~。もぅ~~。」 「な~~によ~~。や~~っぱり、憲央君~~。」 床に落ちていた可羊子の枕を拾って、可羊子にバン。 「あんた、何のためにスマホ持ってんのよ。それに…。それで良く学年で上位になれるよね~~。その辺は…まっ、さすが、私の妹だけど…。」 その声を聞いて可羊子、 「あっ!!!!あっ。あっ。」 いきなり両手をパン。 「そっか、そかそかそか。そっかぁ~~。それがあった~~~。」 いきなりベッドから飛び降りて、自分の机の上のスマホを持って。 「うんうんうん。」 「私だって、これがあるから、助かる~~。」 「だよね~~。うんうん。これこれ。…ん…???何…、助かるって…お姉ぇ…???」 そんな可羊子の声に可南子、 「へっ…???」 「いや…。お姉ぇ…、今、これがあるから…助かるって…???」 「あっ。…いや…。別に…。」 そして。参考書に向かいながら、 「さささ。勉強、勉強。バンドばっかりで、勉強おろそかになっちゃうと…。ヤバイ、ヤバイ。」 小さな声で、 「お姉ぇ…、いっつも…誰と…電話…???」 サッと、可南子のスマホを机から。 「わっ!!!こらっ。カヨッ!!!」 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 半袖 ニット トップス レディース 春ニット サマーニット レースアップ ニット 薄手【メール便送料無料】 【50%OFF】ネックデザインレースアップサマーニットトップス【ANAP アナップ サマーニット チョーカー風 ニット レディース 春ニット トップス ニットソー カットソー 白 緑 黒 茶 オフホワイト カーキ ブラック レンガ 春夏 レースアップ 長袖 おしゃれ 可愛い】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.06.15 10:44:00
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