THMISmamaの~お洒落の小部屋~

2019/09/14(土)05:37

中途半端の出来上がりのマフラーを引っ張り出して…。

2階への階段を…途中からは…駆け足で。 そして部屋に戻って、クローゼットの中に仕舞っておいた中途半端の出来上がりのマフラーを引っ張り出して、ベッドに腰掛けて、また編み始める。 橙、 「お姉ちゃん、ありがと。」 そして遂に、あの日、もう会える事はない、杉浦薫郎に、 チョコレートが入った箱と、マフラーの入った紙袋、渡せたのであった。 その後、杉浦薫郎が、どうなったのかというのは、全くわからないまま。 つまりは橙の完璧なままの片思い。 月曜日の朝。 コーヒーカップを持ちながら薫郎、営業の自分の席へと向かう途中…。 橙、 「あっ、おはようございま~~す。」 薫郎、 「お~~っとっとっと。はは、おはよう~~。ゆず、早~~。まだ誰も来てないのに。」 そして、 「しっかし…、それにしても、ゆず、歌…上手いよね~~。凄いよ。初めて聞いた、ゆずの歌。」 「いえいえ。とんでもない、私なんて。」 橙。 「もしかして…、ウチの5本指に入るかも…。かかかか。頑張れよ、仕事。」 「はい。ありがとうございます。」 「いやいや。そんな丁寧な言葉、いいよ。」 「いえ、いえ、杉浦さん。私の大先輩ですから…。ふふ。」 その橙の笑顔に、一瞬薫郎、 「ドキン。」 その時、いきなり頭の中に何かしら過った、記憶。 薫郎、 「あ~~れ~~???」 顔を顰めて。 橙、そんな薫郎を見て、目をパチクリと、 「…???」 薫郎、 「あ、いや…。あ~~れ~~???」 そういいながら、自分の席に歩き出す。 橙、 「ふふ。」 「あ~~っと、ゆず~~。」 振り向いて薫郎。 こちらも振り向いて橙、 「あっ。はい。」 「ロンドの例のヤツ。JC365PK…。今日から分納だよね~~。」 「はい。工場から、今日から、分納になります。」 「頼むよ~~。向こうさん、何やら、期待してるみたいだから。ヤマチも鼻、高々。かかかか。」 橙、 「はい。ねね、杉浦さん。」 薫郎、 「ん~~???」 「山根マネージャーも、矢萩リーダーも、かっこいいですよね~~。それに、凄い綺麗~~。」 薫郎、 「はは。ま~~ね~~。ボスとヤマチ、そしてコバちゃんいれば、会社ひとつ、出来ちゃうって言われてるからね~~。」 「ふ~~ん。そうなんだ~~。」 「それにしても…ゆずだって、凄いじゃん、東大って。」 コーヒーを飲みながら薫郎。 橙、そんな薫郎に、手を振って、 「いやいや。そんな事…ありませんよ。」 「ま~た、またまたまた~~。結構…凄い戦力って、噂だけど~~。」 橙、 「ありがとうございま~~す。お世辞でも、嬉しいです。」 「お世辞じゃないよ。」 ドアを開けてスタッフたちの出社である。 「おはよ~~。」 橙、 「おはよ~ございま~す。」 スタッフ、 「ゆずちゃん、早っ。もう仕事、してんの~~???」 「いえいえ。今来たばかりです。はい。」 「先日は、どうも~~。ゆずちゃん、歌、上手い~~。」 そんなスタッフの声に、薫郎、にっこりと、 「ほ~~ら、や~~ぱり。」 そして、スタッフに、 「でしょ、でしょ。僕も今、ゆずちゃんに、そう言ってたんだ。」 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ レディース Tシャツワンピース 部屋着 ネグリジェ パジャマ ルームウェア 春秋  長袖 モダール マキシ丈 無地 着心地いい 快適 シンプル 寝巻き 部屋着 大きいサイズ対応 tシャツ ワンピース ロング スリット スリットワンピース イレヘム イ 裾 スリットワンピ 流行 トレンド ドッキング レギンス コーデ 長め 長め丈 tシャツワンピ長袖 ボーダー 春夏 ストライプ チュニック

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る