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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2022.08.05
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 大祐、そんな尚登に、
「えぇ。」

尚登、
「上海の…隣か~~。」

「…と、言うより、僕自身、北京…、行った事がないんですよ。…まぁ…、ホテルキャッスルチャイナ…。名前くらいは知ってます。…それに…、中国でも相当大きなホテルだって事は…。」

杏樹、北を見ながら、
「ごめんなさい、北取締役。詳細をメールで頂いて…、国際電話でも…。…けど、実際に会って話をしないと…。」

杏樹の話に大祐、大きく頷いて、
「…ですよね~~。…ただ…、私の口から言える事は…。…残念ながら…、その…、ホテルキャッスルチャイナの社長の顔すら知らないし、当然、会ったことも…。」

そこまで聞いて尚登、
「ふ~~ん~。」
そしてチラリと杏樹に目を…。そしてまた戻して…、大祐を見て、
「分かりました。」

一瞬、杏樹、尚登をチラリと見る。

テーブルの資料に目を落としている大祐、
「すみません。こんな話しか…、出来なくって…。けど…、とにかく、大変な状況になっている事は…、僕も…。」

杏樹、コクリと、
「えぇ…。」

椅子の背もたれに左手を止めたままで話を聞いていた美琴、
「分かった。ありがとう、北君。疑う様な事して、申し訳なかった。でも…、これは…、ホテル全体の…、私も…、もちろん、私の家族も…。洗いざらい、自分の過去を…。」

「えっ…???…と、言う事は…、大翔さんも…???」

その声に美琴、
「もちろん、主人と大翔は、私と専務の下、いち早く。対象は、このホテルの全社員だから…。」

大祐、そんな美琴の声に、口をガッシリと真一文字に…。そして…、
「分…かり…、ました。」

そして尚登、そんな大祐に右手を差し出して、
「ありがとう。とにかく、この状況、一刻も早く。」

大祐も、尚登のその手を握り、
「…ですね。はい。」


大祐は社長室を出て行く。


杏樹、少し納得できないような顔をしながらも、
「ん~~~。なんか…、釈然と…、しないんだけど…。」

そんな杏樹に尚登、
「えへ…???…まさか…、杏樹さん、大祐君を…、疑って…???」

「…と、言うか~~。」
杏樹、
「なんだか…、やたらと…、どこか…、言いたくない…と、言うか…、触れられたくない…、って…言うのが…、感じられるんですよね~~。」
するとまた尚登、
「えへぇ~~???いやいやいや。…そんな…バカな…。」

杏樹、腕組みをしながら、
「尚登さんの…、その…、疑いたくない気持ち…、は、分かります。確かに…。…でも、北取締役。中国から日本に来たのが小学生の頃。そして中学、高校、大学と、東京の六大学のひとつ、齋政(さいせい)大に入学。ここって、言わずと知れた、日本でも有名な法律を主に学べる大学。しかも…、国際ビジネスを…。」

尚登、その話に、目を丸く、そして、
「わお。」

「そこを卒業と同時にオーストラリアに2年間の留学生活。…この、2年間の留学生活が…、どうにも気になって…。国際ビジネス、学んで…、それから、何でオーストラリアに留学…???…でも、それに質問すると、こちらも、川峯取締役と同様に、私生活の事…、申し訳ないけど…、他人から…。そこまで言われると…、私も…、警察まがいの事は…。」

美琴、今度は椅子に落ち着き、
「確かに。私たちは、警察関係者でもないんだから…。そこまで深くは…。ある種のグレーゾーン。ただ…、それを言ってしまっては…、次の…、川峯取締役の…、同じような…私生活も…。」

尚登、今度は背もたれに背中を。そして腕組みをして、
「ん~~~。」


僅かの沈黙。

…けれども、その沈黙を破るように尚登、腕組みを解いて、そして体を起こして、
「でも…。このホテルにも、コンプライアンス部門はある訳です。しかも、その筆頭となるのが杏樹さん。」

杏樹、尚登を見て、
「そう…では…、あるんですけど…。」

「社長、直属。」
尚登、杏樹を見て、そして美琴を見て。

美琴、
「まぁ…。確かに…、企業に必要な…、経営理念、そして組織における法律、政策、並びに規制。ふ~~ん。」

尚登、
「それを…、規制…出来ないとあっちゃ~~。どうしようもないでしょ。」

杏樹、思わず、口をグンニャリ。

その時、いきなり尚登、
「あっ、そうだ~~。杏樹さん、社長~~。」

瞬間、杏樹も美琴も、尚登を見て、
「うん…???」

尚登、思わず、
「かかかかかかか。」

杏樹、そんな尚登を見て、両眉の先端を吊り上げて、
「尚登さん…???…常務…???」

美琴も、
「尚登…???」

尚登、ニッコリと、
「いるじゃないっすか~~。凄い味方が~~。コンプライアンスとしても~~。かかかか。」
尚登、杏樹を見て、美琴を見て、
「天春社長に、動くなって言われたんでしょう~~。」

咄嗟に杏樹、
「あっ。」








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最終更新日  2022.08.05 16:48:14
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