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杏樹、
「海江田さんたち。」 尚登を見て杏樹。 尚登、ある意味ドヤ顔で、 「ねぇ~~~。」 杏樹に右指先一本立てて。 美琴も、数回頷いて、 「うんうんうん。」 「そもそも、今回の件は、全て、海江田さんたちからのリクエストで…。」 杏樹も頷いて、 「確かに…。…それに…、海江田さんたちがいなかったら、ここまでは…。」 尚登、ニッコリと、 「ですよね~~。」 けれども尚登、 「但し。いずれにしても、彼らに打診しないと…。こちらの方から勝手に、決めました…では…。」 「その辺は、杏樹。」 美琴。 杏樹、美琴を見て、尚登を見て、 「分かりました。早速、扶桑の東風さんに…。」 尚登、杏樹に丁寧に頭を下げて、 「お願いします。」 そして、そのまま杏樹、自身のスマホで…。 尚登、急にソファから立ち上がり、杏樹を見、そして美琴を見、 「それじゃあ~~。僕は…、とりあえず~~。」 右手を上げがら…。 そんな尚登をチラリと杏樹。 美琴も、 「えっ…???…ちょ…、尚登~~。」 杏樹、 「あ、お世話様でございます。」 そして尚登に右手を振り。 美琴も、 「阿刀田常務。」 「久留巳ですけど…、東風さん、今…、お時間…。」 尚登、体を前のめりになりながら…、 「…と、言う訳には…。」 美琴、 「当たり前です。」 そして杏樹、スマホ越しに話しを持ち出す。 …数分後、杏樹、目を丸く、明るい表情で、 「はい。ありがとうございます。」 尚登と美琴に右手でOKサイン。 尚登、口を搾り、右手を握り拳で、グィッと。 美琴は安堵した顔で、 「ふぅ~~。」 こちら、美海もスマホ越しに、ニッコリと、 「お任せください。手配はこちらで整えます。但し、久留巳専務は、このまま。コンプライアンスでは、お願いしします。」 スマホに声、杏樹、 「よろしく、お願いします。」 「では。私の方からご連絡させて頂きますので…。」 杏樹、その声に、頭を下げて、 「失礼します。」 そして、通話を切る。 「ふぅ。」 尚登、再び、握り拳で、 「っしゃ――――――っ。」 美琴、小さな声で、 「天春社長…。」 杏樹、 「これで…、なんとか…。」 ニッコリと尚登、また、 「ですよね~~。」 そしていきなりソファから立ち上がり、 「っしょ~~。では…。」 ふたりにまた右手を上げて、 「私は…、この辺で…。」 杏樹、そんな尚登に、困ったようでもあり、安堵したような気持ちで、 「お疲れ様です。」 美琴ももはや、諦め半分に、 「ふ~~ん。」 そして尚登、社長室から…。ドアを閉じて歩き出そうと…。 すると、目の前に…。 「おっと~~~。はは。お疲れ様です。」 尚登の目の前に…、大翔である。 大翔も尚登に、 「はは、阿刀田常務、お疲れ様です。」 そして大翔、 「…で…、どんな感じですか…???」 尚登、そんな大翔に、 「はは。ん~~。まっ、何とか…。頑張ってます。」 「ありがとうございます。」 尚登、そんな大翔に丁寧に頭を下げて、 「では、私は…。」 尚登は廊下を行く。 そんな尚登に大翔も頭を下げて。そしてドアをノック。 部屋に入ってきた顔に美琴、 「あら。」 入って来た人物に杏樹、僅かに顔を傾げて、目を丸く、そして口を窄ませて。 大翔、 「お疲れ様です。」 杏樹、軽くお辞儀を、 「お疲れ様です。」 「どうなってるかな…って、思って…。」 「さて…と。」 既に通話を切り、タブレットの画面を見ての美海、 「確かに。やりにくさは…、あるかも…。」 そして…、受話器を取って、番号を…。5回目のコールでようやく…。 「はい、日比谷~~。」 美海、 「お疲れ様です。東風です。」 電話の向こう、 「おや。ふん。どうしたの…???」 すると美海、一言、 「部長、出番です。」 その声に日比谷、 「おんや~~。お~もしろくなってきたじゃな~~い~~。」 その決定はすぐさま関係各部署に。 陣屋、美海からの電話を切って、 「おっと~~~。お呼びが掛かったようで~~。」 そして、にんまりとして、 「炙り出し…、掛けちゃうのかな~~。」 そして、こちらでも…、美海からの電話を切ってすぐに…。 「まさか…。動き出しましたね~~。扶桑トライアングル。どうなる事やら…。…財務の陣屋。それに、広報の長谷部に、システムの日比谷。」 下唇をビロンと…。 「個人的には、敵に回したくない、お三方…。さてさてさて。」 鳩崎、思わず電話に、 「おっかねえぞぉ~~。」 またしても、いきなり徴集を掛けられた対策室のメンバー。 都沢、海江田に、 「はっ…???システムの日比谷部長がぁ~~???」 海江田、 「あぁ。どうやら、ホテルに直に乗り込むって。」 葉子も紫に、 「主任…???」 紫、 「えぇ…。私もさっき、聞いた~~。」 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.06 18:39:05
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